第8期GLOBE校 学校訪問
京都府
京都市立下京渉成小学校
訪問日:2011年2月2日(水)
3つの小学校が統合されて新しくできた京都市立下京渉成小学校では、旧京都市立六条院小学校から引き継いで、グローブ活動を行っている。4年生の総合的な学習の時間に、地域を流れる高瀬川について調べ、触れあい、守っていく活動を、1年間通して取り組んでいる。訪問当日は1年間のまとめに近づき、高瀬川を守っていくための環境改善プランについて議論を行っていた。
石川県
小松工業高等学校
訪問日:2011年2月1日(火)
石川県立小松工業高等学校マテリアル科の生徒7名が、木場潟をフィールドとして、炭素繊維を用いた水質浄化の取り組みを行っている。木場潟は、過去には水質ワーストに名が挙がっていたこともあった潟だが、同校ではその木場潟に炭素繊維を取り付けた筏を設置し、炭素繊維による水質浄化の効果と木場潟における応用について、水質調査を行いながら研究を進めている。
愛媛県
新居浜工業高等学校
訪問日:2011年2月1日(火)
環境化学科・環境化学部を中心に、手作りの簡易百葉箱を作成し、「窒素酸化物NOxによる新居浜市内の大気汚染調査マップを作ろう」というテーマで大気調査を定期的に実施してきた。地域の中学校や企業も集まる「生徒研究成果発表会」では、毎年発表を行うなど、地域連携にも積極的に取り組んできた。
北海道
上川高等学校
訪問日:2010年9月28日(火)
総合的な学習の時間・名称「大雪基礎」において石狩川及びその支流留辺志部川での水質調査を定期的に実施しているほか、GLOBE委員による石狩川遠征水質調査や冬の定期水質調査などで10年目のグローブ活動に取り組んでいる。地域や中学校と連携して水質調査を行い、「石狩川水質調査発表会」を行うなど、成果発表や地域連携にも積極的に取り組んでいる。
北海道
蘭越高等学校
訪問日:2010年8月25日(水)
蘭越高等学校は、全学的に環境学習を推進しており、グローブ活動は委員会のほか理科の選択授業や総合的な学習を通して行われている。付近を流れる尻別川をフィールドとして、水質調査を行い、付近の環境や季節変化を調べている。訪問当日は、前日までの天候の影響で、水位や水質などいつもと川の様子が異なり、測定を通して自然の力を学んでいる様子が見られた。
兵庫県
柳学園中学校
訪問日:2009年11月30日(月)
柳学園はハソダ池(ため池)を眼前に、山懐にあり、学園全体で エコに取り組んでいる。一番奥の校舎の屋根は太陽光発電パネルで、敷地内には風力発電用風車もある。グローブではため池と 流入河川の水質調査に取り組んでいる。
岡山県
岡山龍谷高等学校
訪問日:2009年12月1日(火)
特別進学コースの生徒さん達がグローブ活動に取り組んでいる。笠岡市内を流れる潮入り川と都市化の影響の少ない大島川の水質観測で人間活動の影響を調べている。また、天然記念物カブトガニ繁殖地の海岸の清掃活動も実施している。
岩手県
盛岡中央高等学校
訪問日:2009年12月3日(木)
この学校はISO14001を取得しているなど環境保全活動については先進的で、ごみの分別などが積極的に取り組まれている。GLOBEについては、川の観測を中心に、生徒達の自主的な活動のもとで進めていく予定で、現在は、観測場所と水の採取方法、また観測者のローテーションなどが決まり、観測の準備が整ったとい う段階である。
愛知県
南山学園南山中学校女子部
訪問日:2009年12月4日(金)
GLOBE委員会は校内のアベマキ、コナラおよびアカメガシワを用いて生物季節の観察をし、化学部が学校のすぐ近くにある隼人池の水質調査を継続的に実施している。2年生は理科の学習の中で、ウェザーステーション等を用いて大気調査を行っている。
山口県
田布施農業高等学校
訪問日:2009年12月17日(木)
作業室では毎日の気温、雲量等の測定をし、データ送信している男子生徒たちが百葉箱と雨量計を手作りしていた。近くの田布施川では別の生徒達が集まって水を汲み、透明度の測定をしていた。校内に農場もあり、農業高校の特色を活かした活動ができそうだ。
岐阜県
関市立瀬尻小学校
訪問日:2010年1月13日(水)
大気と水質調査は希望する児童で作ったグループが週交代で実施している。当番が百葉箱の前でまず雲を観察、次に温度などを測定して記録した。大雪の日で、北の空はまだ雪雲に覆われているのに真上は青空という面白い天気だった。7期に続く活動で手馴れている。
京都府
京都市立六条院小学校
訪問日:2010年1月26日(火)
校区を流れる高瀬川の水質調査を行いながら、高瀬川を守るための活動に取り組もうとしている。生物観察、水質調査にあたっては、地域の高瀬川保勝会や京都府保健環境研究所等のサポートも受けている。春からは近隣の小学校と統合し下京渉成小学校となり、グローブ活動も新しい体制で続けて展開される予定。
東京都
練馬区立早宮小学校
訪問日:2010年2月16日(火)
4年生が中心で活動をしている。学校のそばの屋敷林に冬の植物や生き物などを観察に行き、観察に入る前に教諭から細かな注意を受けている。樹木の冬芽や落ち葉の間から出ている緑の草、落ち葉の下に潜む虫や木の幹についている虫の卵を見つけたりしていた。
滋賀県
八幡工業高等学校
訪問日:2010年2月18日(木)
環境化学科「環境化学実習」において琵琶湖および八幡堀の水質観測を定期的に実施しているほか、琵琶湖湖上実習や「課題研究」などでグローブ活動に取り組んでいる。観測は9年目に入り、長期に渡る観測データが蓄積されている。「高校生国際みずフォーラムin湖国・滋賀」で発表するなど、成果発表にも積極的に取り組んでいる。
愛媛県
宇和島水産高等学校
訪問日:2010年3月2日(火)
水産増殖科の1、2年生が交代で観測を行っている。宇和海に2つの観測地点を設け、水質調査(水温、透明度、DO、pH等)を継続して実施。坂下津筏では観測の時間に給餌や清掃等、養殖管理の実習も合わせて行っている。養殖は、魚類養殖(マダイ)と真珠養殖。
北海道
洞爺高等学校
訪問日:2010年3月11日(木)
「水質同好会」を立ち上げ、洞爺湖の水質観測を中心に活動している。平成21年度からは湖水内のミジンコ調査を始めた。北海道大学北方生物圏フィールド科学センター洞爺臨湖実験所に協力して頂き、最も深い場所近くにて深度100mまで10m間隔で水温、水質の観測およびミジンコ等プランクトンの観察を行っている。