第9期GLOBE校 学校訪問
神奈川県
慶應義塾普通部
訪問日:2013年2月8日(金)
生物クラブの生徒がウェザーステーションを使って気象観測をし、観測データは授業でも活用している。理科実験の授業の際は、全学年とも開始時と終了時に理科室の温度計・乾湿計・気圧計で気温・湿度・気圧を測定し、天気も記録する。また、学校の畑には地中温度計も設置し、井戸水の水質調査も行っている。写真はGLOBE at Night の観測結果(交流のあるフィンランドの学校との比較)。
兵庫県
兵庫県立香住高等学校
訪問日:2012年3月20日(火)
香住高等学校は兵庫県美方郡香美町香住区の香住湾岸にある。普通科と海洋科学科があり、大型と小型の実習船を持ち、水産系高校としての特色を有している。当日は祝日にも関わらずグローブ活動に参加している生徒さん達と先生方が集まり、香住湾の定期的水質観測やDO測定、また香住湾に注ぐ矢田川発地球環境グループ原昌久先生指導による水生昆虫の同定実習などが行われた。新年度に進学予定の中学生2人も参加し、将来が期待される。
愛媛県
愛媛県立宇和島水産高等学校
訪問日:2012年3月13日(火)
学校浮き桟橋と坂下津実習筏の2つの観測地点を設け、水産増殖科の1、2年生が宇和海の水質調査を続けている。水産用水基準等、水産高校ならではの観測の視点を取り入れ、泥中の硫化水素測定等も実施。魚類養殖(マダイ)と真珠養殖を行う坂下津実習筏では、給餌や清掃等、養殖管理実習も行っている。
愛知県
南山学園南山中学校・南山高等学校女子部
訪問日:2012年2月23日(木)
南山は中高一貫校、中高生が共にグローブ活動に参加、次のグローブ生が育つことにも留意。毎週木曜日午後3時半から5時半まで活動。フェノロジー(学園内芽吹き、葉の成長の観測)、隣接の隼人池(人工池)の水質調査、雲観測(屋上庭園で毎日写真撮影)、気温・降水量・風など(樹木サイトに設置のウエザーステーションによる自動観測)とデータ送信。以上の複数プロトコルを分担、相互の情報交換も行っている。
山口県
山口県立田布施農工高等学校
訪問日:2012年2月23日(木)
田布施農業高校と田布施工業高校が統合し、新たに田布施農工高校となったが、グローブ活動は、第8期に引き続き、田布施農業高校の生徒である3年生が中心に行なっている。大気の観測と田布施川での水質の観測を実施。また、地域の小学校と連携した環境学習プログラムの作成や、地域の環境調査を通したカブトガニの生態調査研究などを行なっている。
鹿児島県
池田学園池田小学校
訪問日:2012年2月23日(木)
郊外にある学校へは、全員がスクールバスで登下校する。そのため時間を上手に使って活動している。昼の給食準備の時間に百葉箱を開け、雲を観察、その結果を白板に書き、給食中に放送する。グローブ委員会は月、金曜日の放課後に活動する。夏につくった緑のカーテンは校舎の3階までとどき、効果は大きかった。校庭から桜島が見えた。
広島県
呉市立長迫小学校
訪問日:2011年12月13日(火)
綜合的な学習の時間では「子ども気象予報士になろう」を展開、天気図の読み方や番組つくりを学んだ。気温、湿度、地温、風速、風向き、雲量、降水量など毎日測定し、これらのデータと天気図を使って、6年生が給食時に「長迫お天気ステーション」をテレビで生放送し、今日の天気や明日の予報などを各教室に流している。
広島県
江田島市立三高小学校
訪問日:2011年11月22日(火)
江田島は広島宇品港からフェリーで36分の、風光明媚な島である。グローブ活動は毎日20分休みに5年生が海まで海水温度等の測定に行き、昼休みには百葉箱を開け、気温などの観測のほか、雲の観察も行なっている。グローブは生活科、理科・総合的な学習の時間で取り組み、この地域ならではの菊作り、米作り、海の生き物などを学んでいる。
北海道
標津高等学校
訪問日:2011年11月15日(火)16日(水)
標津高等学校はグローブ活動を授業の中で実施。自然環境類型を選択する2年生(8人)に自然科学部(4人)が加わり観測を行う。テーマは「標津川の水質」。標津高等学校は北海道の環境教育プロジェクト校に指定されていたこともあり、以前から水質調査を継続的に進めている。DO、水温、pH、透明度に注目し、下流のサーモン橋付近での観測を続けて行く予定。