第6回「グローブ日本 生徒の集い」
第6回「グローブ日本 生徒の集い」が、平成22年12月17日〜19日の3日間にわたって開催されました。グローブ指定校19校およびオープン参加校1校の計20校が全国から集まり、これまでのグローブ活動の発表や交流をおこないました。写真は開会式の様子です。
開会式では「先輩からのメッセージ」にて、グローブ卒業生(アルムナイ)による発表が行われました。「高校時代のグローブ活動」、「現在学校で行っている勉強や研究活動」、「現在グローブ活動をしている後輩へのメッセージ」についてお話し頂きました。 後輩たちからは「先輩のお話しが聞けて勇気づけられ、励みになりました。」との感想が寄せられました。
口頭発表は、小学生・中学生による発表と、高校生による発表の2会場にわかれて行いました。小学校4校、中学校4校、高校12校の発表がありました。北は北海道から南は愛媛県からの参加です。みんな元気に発表していました。質疑応答の時間には、生徒から積極的に質問や発言がされました。写真は中学生による口頭発表の様子です。
高校生による口頭発表の様子です。
各学校によるポスター発表が行われました。1つの会場に小・中・高校生が全員集まっての発表です。じっくり話をしたり、アドバイスをもらったりと、有意義な時間を過ごしました。学校によって様々な工夫がこらされ、楽しいポスター発表となりました。
中高校生による環境実験ワークショップでは、計8校の有志の中高校生による体験プログラムが行われました。実験テーマは、「雪を使った実験」、「食料品と水質調査」、「廃油からリサイクル石けんをつくろう」、「『富栄養化』原因物質を探れ!」、「チリメンモンスターを探せ」、「雲作り」、「おもしろ化学実験」、「『魚拓入門』ー魚拓から魚や環境をみつめようー」でした。参加者は、様々なブースをまわり、実験や工作を楽しみました。
「環境学習体験プログラム GLOBE at Night」を行いました。毎年3月にアメリカ本部で主催している「GLOBE at Night」概要説明の後、15倍望遠鏡を組み立て、屋外で星空観察を行いました。講師は国立天文台の平井先生と星のソムリエの福田先生です。晴天に恵まれ、オリオン座や月、木星、木星の衛星を15倍望遠鏡で観察して、参加者は都心の夜空でも星が見えることに驚いた様子でした。また国立天文台作成「Mitaka」デジタル宇宙の映像も、強く印象に残ったようでした。環境に関する新たな視点を発見し、星空を眺めて地球を見つめ直すことができました。
最終日には、東京学芸大学教員による環境学習体験プログラムが行われました。テーマは「光ってなんだろう」、「野菜のいろいろ」、「林の地面・土を観察しよう」、「『水俣』を通して私たちの生き方を考える:『水俣』を伝える市民をお迎えして」、「魚のウロコアート」、「明治神宮の杜の自然探索」、「都市気候を体感する」でした。環境に関わるテーマについて、大学教員から直接指導を受け、専門的な内容も学びました。