事務局の活動

第11期GLOBE校 学校訪問

滋賀県
滋賀県立八幡工業高等学校

訪問日:2017年3月3日(金)

 

滋賀県立八幡工業高等学校においてグローブ活動の状況を伺い、その後観測場所とその周辺環境の観察を行いながら、今後の観測についてのディスカッションをした。水田が広がる沖積面に学校は位置し、観測場所の一つである八幡堀もそうした平野部にあり、城下町から琵琶湖に物資を運ぶため、安土桃山時代に築かれた堀である。写真のように歴史文化の雰囲気がある場所である。学校は、琵琶湖畔と八幡堀の表層水のpH、水温、透視度、溶存酸素、アルカリ度、などを定期的に調査し、長年これらの観測データを蓄積している。現場の観測地点を観察しながら、観測データの解釈、水質浄化の改善方策の実験検討、および今後の観測に関することについて、担当の先生と話し合った。

 

 

長野県
松本昭和学園エクセラン高等学校

訪問日:2017年3月6日(月)

 

エクセラン高校は普通科4コースと美術科、福祉科があり、校内には各学科の成果が展示され、生徒の自発性を大切にしている。グローブは普通科環境科学コース生が担当。今回はグローブ生が、グローブ活動の他に研究している軽井沢と山ノ内町のコシアブラやタラの木が吸収したセシウム137について発表している場面を参観し、その他竹林の荒廃問題、鹿やイノシシの肉に残存する放射性物質などの問題にも取り組んでいる活動の説明を受けた。グローブのフィールドである薄川の水質植物のパンフレットを作成し、広報活動にも有効である。

 

 

愛知県
南山学園南山高等・中学校女子部

訪問日:2015年10月23日(金)

 

中学生と高校生からなるGLOBE委員会として、GLOBEの活動を実施しており、大気、フェノロジー、二酸化窒素の観測をしている。また、化学部の学生たちが学校に隣接する隼人池において水質の観測を行っている。フェノロジーの観測対象であるアベマキとアカメガシワの樹勢が衰退していることが懸念され、観測個体をより若い個体に変えることも検討されていた。また、成果のとりまとめの際には、GLOBE委員会と化学部とでデータを共有し連携を深めていきたいとのことであった。

 

 

広島県
江田島市立切串小学校

訪問日:2015年10月19日(月)

 

世瀬戸内海に浮かぶ江田島にある切串小学校は、広島の宇品港からフェリーで30分たらずの切串港の近くにある。空と海と畑と山と川、そして海産物や農作物に恵まれたところだ。児童数72人の小さい学校だが環境への関心は大きく、毎日観測を続けている。

 

写真は学校のすぐ近くでの牡蠣の養殖

神奈川県
神奈川県立生田高等学校

訪問日:2015年11月20日(金)

 

生田高等学校のある川崎市は東に多摩川、西に鶴見川が位置し、その支流がいくつもある。学校の近くの平瀬川は多摩川にそそぐ支流で、生徒はおもにこの平瀬川で定点観測を行なっている。採集した試料は持ち帰り、バイオ室等の実験室で分析をしている。グローブ活動をするのは主に自然科学コースの生徒が所属する科学部の1年生である。

 

富山県
富山県立氷見高等学校

訪問日:2015年11月20日(金)

 

海洋科学科3年生が総合実習の時間に水質調査を実施している。氷見漁港から沖へ、4地点において、水温、塩分濃度、DO、濁度等の測定を行っている。2年生は氷見漁港、湊川河口の2地点の水質を比較している。

 

茨城県
石岡市立八郷中学校

訪問日:2015年11月19日(木)

 

科学部としてグローブ活動に取り組み、観測項目としては大気調査を中心に組み立てている。科学部の生徒たちが一緒に雲の観察をしながら、その種類をみんなで議論しながら結果を記録している。また、ラジオの気象通報を聞き、天気図に風向、風力、天気、気圧、気温を書き取る作業も行っている。生徒たちは聞き取り作業にかなり慣れていた。天気に関する地域の伝承に関心をもち、地域で言い伝えられている天気や気象の言い伝えを掘り起こしながら、自分たちと観測したデータの関連性を探ることをテーマにしていきたいとのこと。また近隣の大学や専門機関との連携も実施を支えていると感じた。

 

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