本年度のワークショップ企画について
本年度の合同ゼミナール全体テーマが「他者を知って,自己を知る」でしたので,ワークショップのテーマ設定の時にも全体テーマに沿うように工夫しました。参加者には,実行委員が設定したテーマからどのテーマで話をしたいか事前に選んでもらいました。先にテーマを設定することで参加者にも事前準備が可能ですし,それぞれの参加者がテーマをどのように解釈したかを当日に共有することができます。話し合いの結果は,昨年度の手順に倣い,ホワイトボードにまとめて示すこととしました。
実施方法
事前に実行委員がディスカッションのテーマを複数決め,参加者に希望を取りました。希望調査の結果を集計し,各グループ4名程度の参加者となるようにグループ分けを行いました。
当日のディスカッションには,各グループに実行委員が入り,司会と書記を行いました。1時間半ほどディスカッションを行い,各グループで話し合った内容をホワイトボード1枚にまとめました。その後の1時間を使い,ポスターセッションのような形式でそれぞれのグループの話し合いの結果を伝え合いました。質疑応答が活発に行われました。
成果と今後の課題
どのグループにおいても活発な話し合いが行われました。1時間半では時間が足りずにホワイトボードの完成まで議論が続くグループが多くありました。さらに,その後他のグループとの共有の時間には,グループ内では出なかった意見や質問が多くあり,先生方からもご指導いただきました。
今回事前に参加者の希望を取ったところ,人数の関係で同じテーマのグループが複数出来ました。全てのグループが異なるテーマで話しあうことも多様性があっておもしろみがありますが,同じテーマが設定されていてもグループによって異なるアプローチを取っていたり,まとめ方を工夫したりしていたので,グループ間での交流の時間にまた内容が深まりました。
グループ内でのディスカッションでも,その後のグループ間での交流でも,「他者を知って自己を知る」という目標が達成されたことと思います。
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