1 本年度ワークショップ企画について
本年度の合同ゼミナールの全体テーマは、「広域科学としての教科教育学の再考」とした。このテーマを設定した意図としては、この合同ゼミナールを単なる発表及び議論の場とするのではなく、多領域に渡る連合学生が交流することで普段とは違う視座を得、それにより今一度教育学とは何かを再考できたらという願いがあったからである。そのため今年度のワークショップの形式は、似たような疑問を抱えている、しかしそれぞれの専門とする領域が異なる連合学生が集まることで、議論が活性化することを期待し、グループディスカッションで議論を行なうこととした。
グループディスカッションのテーマについては、研究における視点を幅広く捉え、研究そのものの目的や、研究における問題提起、研究方法等具体的になりすぎず、また誰しもが悩みを抱えていると考えられる内容に設定するように心掛けた。事前にテーマを設定及び公開し、希望するテーマを選択してもらうことで、具体的に話し合いたい内容を準備できるようにした。
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