教科書・教育課程の比較研究会は、今回で第8回となります。
今回は、教員養成カリキュラム開発研究センターの客員教授としてお招きしております唐 磊先生から中国と日本との教科書制度と教科書編集に関しての比較研究的視点から話題提供していただきます。
唐先生は、中華人民共和国教育部の課程教材研究所に所属されていて、外国語教育セッションの責任者です。中国の学校教育カリキュラムの履修制度からいえば、第1外国語は、英語・ロシア語・日本語の選択となっていますが、唐先生は、特に日本語を担当されてきています。
日本にも1985年に約1ヶ月滞在されたのをはじめ、これまでに12回も来日されています。我が国の教科書研究センターをはじめ、東京書籍・光村出版の教科書図書館等にも通われたといいます。中国の最新の教科書・教育課程に関しての情報とともに、日中の比較教育的観点からの貴重なご意見を伺える絶好の機会かと思います。
また、唐先生からは、日本の教科書制度に関しての、多くの方々との研究交流の機会として楽しみにされています。
学生・院生、学校現場の先生をはじめ学外の方も、自由にご参加できます。気軽にご参加ください(無料)。多くの方のご参加をお待ちしています。
☆ 日 時 2004年2月17日(火) 午後4時30分−6時
☆ 今回の話題 「中国の教科書行政から見た日本の教科書事情」
<話題提供者> 唐 磊先生 (中国教育部 課程教材研究所・教授)
☆ 会 場 教員養成カリキュラム開発研究センター会議室
(第4部事務棟 2階西側奥)
*なお、前客員教授の董さんと唐さんから紹介していただいた、中国の最新の「課程標準」(我が国の学習指導要領に相当)の紹介・翻訳に関しても進めており、それらを含む報告書・本学所蔵教科書目録づくりについての意見交流もできればいいな、と考えております。