東日本大震災と学校教育
―放射能問題に取り組む教育実践―
日時:2014年11月30日(日) 13時〜16時
場所:東京学芸大学 小金井キャンパス
芸術・スポーツ科学系研究棟2号館2階 第1会議室
東北大震災と原発事故は、私たちがリスク社会の中に生きていることを気付かせた。それでも学校は「日常を取り戻す機能」を素早く発揮した。震災後に教師たちから聞きとった言葉の中には、これまで自明視されてきた学校の形態や機能と、それを形成する当事者としての教師自身の自覚をも、問い直そうとする契機が潜んでいた。何のために学ぶのかが、今までとは異なる文脈からも問われてくる社会の到来にあたって、私たちはいかなる知識を生産し、伝え、教えるべきであろうか。今回は、放射能問題に真正面から取り組む二人の教師に、その実践を報告していただくとともに、東京大学の小玉重夫先生より、原発事故後の学校教育の役割についてご提案いただきます。
参加費は無料、参加申し込み不要です。多くの方々のご参加をお待ちしております。
【シンポジウム】
「子どもの声に聴き、この先を選び取っていく」
白木 次男 氏 (福島県南相馬市立石神第一小学校教諭)
「生産者や消費者など多様な立場から食の安全を考える授業実践」
大矢 英世 氏 (東京都内私立中学・高等学校家庭科講師)
「原発事故後の学校教育の役割」
小玉 重夫 氏 (東京大学教授、 教育哲学、アメリカ教育思想、戦後日本の教育思想史)
【コメンテーター】
三石 初雄 氏 (帝京大学教職大学院教授、教育課程論、教科教育学、環境教育学)
【司会】
金子 真理子 (東京学芸大学教員養成カリキュラム開発研究センター准教授)