どんなものか?
研究しているのは非海生、つまり海水と淡水の中間の環境に生息していたと思われる二枚貝の仲間です。たとえば、シジミの仲間です。これは、一見すると、味噌汁の具にそっくりですが、実は1億年くらい前に絶滅した種だったりします。しかし、視覚的にはあまり「太古のロマン」とかを感じさせはしません。でも頑張って想像力を働かせれば、「この貝が生きてた時は、隣に恐竜とか歩いちゃったりしてたんだろうなっぁ、すごいなぁ」というような感慨にふける事はできます。
どこでとれる?
私は、岐阜県の山奥で採集しました。林道や川沿いの崖から、場所によっては「こんなにいらない」と思う程もりもり採れます。中生代の地層、しかも水際だったであろう場所から発掘されるので、付近からは恐竜のホネや足跡もみつかっています(私は発見した事はありません)。
なんの役に立つか?
貝に限らず、化石の情報というのは昔の出来事のほんの一部しか表さないといえます。なぜなら、生物の遺骸が化石として現在まで残るのは非常に稀なことだと考えていいそうです。しかも、運よく化石になった生き物が、死亡してから水に流されて移動してしまっていることなども考えられます。生物の化石から、昔の環境を推定しようとすれば、その生物がどういう過程を経て化石になったか?というのはとても気になるところです。そんなとき、二枚貝の懐の深さがものをいうのです。まず、あの頑丈な殻は、壊れたり腐ったりしにくいので、化石になりやすい。しかも、結構たくさんいたので、化石がいっぱい採れる。研究において、情報量の大きさはメリットになります。さらに、化石種とよく似た現生種が観察可能なのも、二枚貝を使って古環境、古生態を研究するうえでの利点といえます。
注意
簡単にですが、皆様に二枚貝化石のステキさをアピールできれば幸いです。尚、このページは、学生・中田がペロペロっと書いたものです。松川先生の文書ではないので、もし専門の方がみられても、あまり辛辣なつっこみは勘弁して頂きたい。と、思います。