第二日目(2003.12.21)

9:20 東京学芸大学自然科学棟の生物学第七実験室に集合しました。昨日、一日中バス移動をしているというのに、参加者はとても元気。遅刻する人はいません。

9:30 高橋先生が放散虫と地層と地球の古環境の話を30分程しました。その後、参加者はチャートから取り出した放散虫化石から、明日、電子顕微鏡で見てみたい個体を、筆を使って単離をおこない試料台へと移しました。

11:40 講義棟S310室へ移動し、今度は真山が川の環境と生物について、さらに珪藻の詳しい話をしました。

13:00 S310には最新のコンピュータが備え付けてあります。昼食後は、珪藻を使った水質判定シミュレーションソフト「SimRiver」で河川の流域環境を参加者で造り、その結果、河川の水質がどう変化するかを、表示される珪藻プレパラートを用いて学習しました。

15:10 生物学第六実験室へ移動し、昨日採集した珪藻を処理し、プレパラートを作りました。パイプ洗浄剤を用いて、珪藻細胞から有機物を取り除いた後、封入剤を使用して永久プレパラートを作りました。また、電子顕微鏡観察用の試料も同時に作成しました。この日は、実験が盛りだくさんだったので、作業が終わった班から解散となりました。早い班で17:15頃、遅い班は18時近くまでがんばりました。

 


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