お金のこと その2

 お金のことばっかり書くのもなんだか、、、とは思いつつ。やっぱり振り回されることが多くて。。
 細かくて、冗長なので、(書いておきながら)お読みいただかない方がいいかも。。

 スウェーデンでの生活も数ヶ月たってわかってきたのは、現金やトラベラーズチェックの両替より何より、クレジット・カードを利用するのが便利だ、ということです(トラベラーズチェックは手数料が高いのです)。でも、何枚か持ってきたなかの、JCBは使えた試しがありませんが。。

 つい先日、クレジット・カードが1枚、突然使用できなくなってしまって焦りました。が、心当たりはありました。アパートの家賃と研究室の家賃(!?)を3ヶ月ごとに振り込んでいるんですが、郵便局でクレジットカードを使って両方いっぺんに振り込んだんです。その金額が使用限度額を超えたのではないかと。でもまあ、なにか問題があるとややこしいので、コレクトコールでカード会社に電話をかけて、状況を確認してもらいました。はたして、私の予想は当たっていました。とりあえず安堵。
 それでわかったことには、こうした郵便局での支払い・振り込みが、キャッシング扱いになったり、通常の買い物扱いになったりと、クレジットカード会社によって対応が異なる、ということです。(その基準が私にはよくわからない。)だったら、通常の買い物扱いになるクレジットカードを使った方が、利子がかからないぶんお得だということになります。
 私はこれまで、キャッシング機能など、おそろしく高い利子がつくので利用したことがなかったのですが、シティバンクのカードではBankomatのレートがすこぶる悪く、締め日をうまく利用すればクレジットカードのキャッシングによる現金引き出しの方がお得だ、ということにあるとき気が付きました。これについてもまあ、トラブルを経験していて、10日締めだから、日本時間の10日中の利用で大丈夫だろうと思ったら、ちがいました。カード会社に10日までに請求が届かないとだめなんですね。海外での利用は特に手続きに時間がかかることがあるそうで、支払いが次月回し(ということは、1ヶ月分まるまるの利子がかかる!)という事態に。。カード会社の回答によると、カード会社に請求が届いてから支払いが終了するまでの期間で利子がかかる、通常の引き落としではなく窓口で直接支払うこともできる、のだそうです。・・・そういう情報もHPとかにちゃんと載せておいてほしいものです。私の読みとり方が悪いのかしら。。。
 
 それから、銀行口座。。この話も細かくて、かなりくどいんですけど大変な思いをしたので書いてしまいます。
もうクリスマス前のことになりますが、フィンランドの、とある大学出版会から、博士論文刊行物を購入しました。なかなか届かなかったので不審に思いファクスで問い合わせたら、もうとっくに発送した、というIncoiceの複写付きの返事。結局、エコノミー郵便だったためか、2週間もかかって届きました(クリスマスカードの時期だったからだろうか。。)。隣国フィンランドなのに。。しかーーーし、払込期限はその翌日、19日。。そんなむげな、、、、と思いつつ、その日はなんとなく時間を逃してしまったため、支払い期限日に郵便局へ。
 昼過ぎに郵便局に到着。すると、郵便局の人は、「これは郵便局で支払いできない。銀行に行かなくちゃ。」とおっしゃる。見ると、たしかに、郵便局の振り込み口座じゃなかった。。。
 次に銀行に行く。「本の代金を振り込みたいんですけど。」「(自分の)銀行口座は?」「持ってないです。」「じゃあ、振り込みできないわ」「へっ?」「郵便局で、(払込先の)銀行口座への振り込みできるはずよ。もう一回行って聞いてご覧なさい」「???」
 もう一度、郵便局へ行く。今度は別の人が対応してくれる。「さっき、銀行口座への振り込みできないって言われたんですけど、銀行の人は郵便局でできるって言うんです」。「そうね、正確にはできますけど、手数料だけでいくらかかるか何とも言えません。」「え?どういうこと、それ?」「おそらく100kr以上、たぶん150krくらいかかるから、銀行で払い込むことを勧めます。」(がーん、払込金額300krくらいなのに。。手数料高過ぎ。。もう一回銀行で交渉してみるかなぁ。。しかし、しまった、、銀行はもう閉まっちゃった。。。しょうがないなぁ。。明日か。。。)などと思っていると、追い打ちをかけるかのように、「それに、この振り込み先の番号、どこの銀行の口座かわからないよ。」「え、何それ?どういうこと!?」
 困ったなぁ。。。どうしよう。。。大学の人に相談してみよう。。と、大学に戻って話をしてみると、「えーー、そんなことないでしょう。銀行口座持ってなくても、払い込みくらいできるでしょう。Chieの聞き間違いよ〜、きっと」(えーん、そりゃ英語できないけどさぁ〜(泣))とかなんとか言いつつも、電話をかけて、銀行名だけはしっかり聞いてくれる教授でありました。「銀行名も書いてないのって、どういうことかしらねぇ」(それはこっちが訊きたいです。)
 翌日午後、再び銀行へ。「1回きりの振り込みだけでは口座をつくれないとは聞いたんですけど、今後も利用するようにしますので、口座を開いてもらえませんか。郵便局も振り込みできなくはないということだったんですが、手数料だけで振込金額の半額近くかかってしまうし、日数も大変かかってしまうんです。」と懇願。・・・返事はやはり不可。しかし、ちょっと声を潜めて「ユニオンに行くといいわよ。口座なくても海外送金できるわよ」・・・ユニオンへ。
 しかしそこでは、個人から個人への送金しか扱っていないことが判明。・・・再び銀行へ。「すみません、だめでした。もう一度検討してもらえませんか(ほとんど哀願状態)。」「・・・上司と相談するので少しお待ちください」待たされること半時間近く。呼ばれて「お待たせしてごめんなさい。上司が席を外していて」・・・さらにしばらく待つ。その間、窓口の後ろで、数人でなにやら私の件を話し合っている模様。再び呼ばれ「上司は会議中でまだ不在です。しかし、今回は、特別に、クレジット機能のない、また通帳やキャッシュカードのない口座をお作りします」(やった〜!!)。やっとの思いの手続きの後、「この口座番号は、ちょっとおかしいですね。桁数が少なすぎます。確認しますのでお待ちください。・・(電話をかけている)・・ストックホルムの担当窓口が17時で閉まっているので明日、再度いらしてください。クリスマス前の最終営業日なので、込み合いますから、9時半の始業すぐにぜひいらしてください。」(注:銀行は、木曜日は17時半まで営業しているんです。)
 もうどうとでも、、って気分でしたが、とりあえず口座開設にまでたどり着き、くたくたになって帰宅。
翌朝、再びの銀行。。やっと払い込み完了。この時点で、窓口の女性行員ほとんどと顔見知り状態(-_-;)。最後には、「Congratulations!! And I wish you Merry Chrismas and a Happy New Year!!」と祝福されましたです。はい。あ、ちなみに支払期限超過の割増料金は払いませんでした。メールで(配達日が支払期限前日だったという)事情説明をして了承済みです。
 知り合いの日本人留学生の話だと、こんな不便な思いをせずに銀行口座を開設している人もいるらしいんですが、このちがいはいったいどこから来るんでしょうね。ご存じの方、ぜひ教えてください。。
 こんな大変な思いをして設けた口座も、今は冬眠中。。 
 

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