パーソン・ナンバー

 ここスウェーデンでは市民は皆、パーソン・ナンバーを持ってます。個体識別番号というか、社会保障番号というか。税金なんかも全部これで管理されているそうです。1年以上の滞在者は、(住んでいるスウェーデン自治体の税務署に出かけていって)必ず住民登録し、パーソン・ナンバーをもらわないといけないそうです。
 私のように、10ヶ月という短期滞在の場合、パーソン・ナンバーはもらえませんが、スウェーデンのパーソン・ナンバーを持つ保証人というか立会人というかの同伴で、銀行か郵便局に行けば、別の形態のパーソン・ナンバーを発行してもらうことは可能だそうです(所定の手数料要)。
 今までの2ヶ月間の滞在で、このパーソン・ナンバーがどういうときに必要だったかというと、まず、クレジット・カードで買い物をするとき。それから、大学の図書館で利用カードをつくるとき。Akademibokhandelnという書籍のチェーン店で初めて提示を求められたとき、もっていた証明カード関係を全部出して(日本の免許証とか、大学の在職証明カードとか、保険のカードとか。。)、もうどれだったか忘れましたが、一枚奥の事務室に持って行かれて(たぶん店長か誰かと相談したんでしょう)なんとかOKをもらいました。
 それと前後して、大学図書館でカードを作るときのこと。教授が、紹介状を持っていけばきっと大丈夫というので、書いてもらって持参したんですが、registerはweb上で自分でするんですよね。そうするとperson numberの入力のところでクリアできず、いったん大学に戻り、Secretaryに相談して、彼女に図書館事務の統括者に問い合わせてもらった結果、(たしか)パスポートナンバーでなんとかなりました。
 この件以降、パーソン・ナンバーの提示を求められたときは、パスポートナンバー(パスポートのコピーで全然大丈夫)を示して、その番号を入力してもらってます。これでなんとか過ごせているので、まだパーソン・ナンバーは取ってません。取得には2、3週間かかるそうなので、万が一、今後急に必要になったときは間に合わないんですけれど。

 Swedish Instituteが発行しているスウェーデン語のテキストブックには、このパーソン・ナンバーの説明が載ってました。全部で10桁の数字で成り立つパーソン・ナンバーは、前から順に、生年月日、それに以前は生誕地(今はランダムな数値)、そして9番目が性別で、最後がKontrollのための数値が割り当てられるということです。

戻る