b) Lucia

 12月13日はルシアの日。聖ルシア祭。この由来は大変宗教的なもので、ルシアという(なぜかイタリアの)信仰心の厚い女性を讃える行事らしいです。転じて、ligt(光や明るさ、目)を大事にするような意味合いが込められているのだそうです。スウェーデン人にとってはとても大事な行事らしい。知り合いの日本人留学生が、「教会であるルシアに遅刻しそうになって、走っているスウェーデン人を初めてみた!」と驚いていましたので。。(これは遅刻しそうになって走るというのは、スウェーデン人ではほとんど見かけないことらしいです。大学の授業は、表記の時間の15分遅れで始まるのが通例らしいです。これは、聞いた話では、昔は時計がなかったので、教会の鐘の音が鳴ってから家を出るのでその時間を見通して15分後に始業、というかっての教会時間が大学の授業にだけ残っているのだとか。。。)

 でも、現代のルシア(祭)が何かを説明するのは、私自身がよくわかっていないので、少し難しいです。
 下の写真は、DagisとGrundskolanでのルシアに参加したときの写真です。ここでは、女の子たちが、白いドレスを着て、頭に電灯キャンドルをつけてといった、ルシアの扮装をして、やや少数の男の子たちは英語でスターボーイというルシアにお着きの格好をしています。これに、赤いサンタさんのような扮装をした男の子が続きます。たぶんこっちの(赤い扮装)は、あとからとってつけたのだと思います。全員参加ができないので。こうした扮装をした上で、行列をくんで保護者たちが待ち受けている会場に厳かにやってきて、ルシアソングを歌うのです。伝統的なスウェーデンの歌から、サンタルチア(ルシア賛歌)まで歌います。保育園では、朝8時からやってました。朝暗いときにする学芸会みたいな感じでしょうか。(朝の時は)このあと、コーヒーやpepperkakorがふるまわれて、皆で歓談の後思い思いに帰っていきました。
 スウェーデンの各地で、ミス・ルシアなる女性が選ばれて、いろいろなところに回っていくらしいんですね。ヨテボリでは、数週間くらい前から、候補者の女性の写真が新聞に掲載されて、人気投票のような形で選ばれていました。うーん、かなりミス・コンテストに近いノリを感じました。。。同様に、スターボーイも、候補者は少ないながら、投票するようにはなっていましたが。。。

 (以上、文章がちょっと中途半端なままですが、いったんUPします。)

 

Dagisにて、朝8時。
両端にデジカメとビデオカメラを構えている保護者が写っています。いずこも同じって感じですかね。デジカメもビデオカメラも、日本製がたいへん多いです。
Grundskolanでのルシア。午後7時。
この前には、学校での学習の様子を見てもらうように、子どもたちが学んだ地域の歴史を展示したり、学習ノートを閲覧できるように展示したり、一種の学校参観的な要素も持たせていました。そういえば、子どもたちが受付をして、入場料をとっていました。領収と入場券代わりに、手の甲にナンバリングマシーンで番号をスタンプされました。
おなじくGrundskolan。神妙な面もちで居並ぶ子どもたちでした。


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