表計算ソフトのスタンダードであるエクセルを習得しましょう。
excel05.xlsをダウンロードしてください。(右クリック→対象をファイルに保存。デスクトップに。)
デスクトップ上のexcel05.xlsをダブルクリックして開きましょう。
阪神タイガースの打撃成績表です。
今回は復習しながら表計算、データベースの両方を体験します。
表中のD列に各選手の「打率」を計算しましょう。
「打率」は「打数」(「打席数」ではない)のうちの「安打」の数を率で表すものです。
つまり「安打」を「打数」で割ったものです。
小数点以下3桁まで表示しましょう。
D9セル、つまり中村豊選手の打率を計算する式を連番機能で表の最後まで記述した場合、エラーメッセージがでることがあります。これは「打数」がゼロの場合に起きています。ゼロで割る割り算は反則でしたね。この場合は0.000と表示されるようにしましょう。
「塁打数」と「長打率」を計算しましょう。
「本塁打」の列と「打点」の列の間に「塁打数」と「長打率」の列を作りましょう。
「塁打数」はシングルヒットなら「1」、二塁打なら「2」、三塁打なら「3」、ホームランなら「4」とカウントした数字の合計をいいます。
長打率は「打数」で「塁打数」を割ったものです。
ただし、「安打」はシングルヒットだけではなく、二塁打も三塁打もホームランの数も含んだ数字になっていますので注意して下さい。
では、「塁打数」と「長打率」(小数点以下3桁。「打数」がゼロなら0.000を表示)を計算してください。
タイガースの中でもっともホームランをかっ飛ばしているのは誰か、表示しましょう。
まず以下のようにシートを整形しましょう。
下図の赤枠のセル(D7)に最も多くホームランを打っている選手のホームランの数を表示させましょう。
ある範囲の中で指定した順位の大きな数を表示する large 関数を利用します。
large(範囲,順位)
ホームラン数のリストであるk14からk54を範囲として、1番大きな数を表示するには・・・[こたえ]
首位打者や打点王などについてもその打率や打点数などを表示させましょう。
では、いよいよホームラン王は誰か、表示させましょう。
match関数とoffset関数を使います。
=match(検索語,範囲,0)
match関数は指定した範囲の中で検索語と一致するセルが何番目にあるかを表示します。
上記D7セルには最も多くホームランを打っている選手のホームランの数が表示されていますが、ホームラン数のリスト(k14:k54)の中では何番目にあるかを調べるには・・・[こたえ]
offset関数は基準セルからx行下でy列右のセルを調べます。
=offset(基準セル番地,x,y)
基準セル番地をc13として、ホームラン数のリスト中の上記match関数で調べた何番目に最大ホームラン数のセルがでてくるか、をxとすると・・・[こたえ]
首位打者や打点王、二塁打王と三塁打王も表示させましょう。
チーム内の首位打者は打率5割の佐久本選手ですが、データをよく見ると2度しか打席に立っていないことがわかります。試合数に3.1を掛けた数字を「規定打席」といい、これに達していないと打率や長打率等の「率」で測る記録に関しては正式な記録として認めないという決まりがあります。
なので、「規定打席」に達していない選手のデータははじめから検索対象としないようにする処置が必要です。
ホームラン数や打点などは複数の選手が同じ数字である場合があります。また、打率も複数の選手が同率である場合があります。そうした場合にホームラン王などの選手名をたとえば「アリアスら3人」などと表示する必要があります。
最終的なできあがりファイルはこれです。(右クリック→対象をファイルに保存。)