グリーンケミストリーとスモールスケール実験


グリーンケミストリーとは環境にやさしい化学のことである。」その精神は12ヶ条にまとめられています。

 この運動に呼応して「実験のスケールを劇的に小さくするマイクロスケール化学実験が,アメリカの大学の有機化学で,1980年代から組織的に取り入れられ始めた。」1)

 
 
本学における反応速度実験は,これまで過酸化水素水を50ml使用し,50mlビュレットで滴定を行っていました。 
 

 しかし今回は,グリーンケミストリーの精神をふまえ,
化学実験における有害廃棄物の排出量を激減(90%減)させ,実験の品質を保ったままスモールスケール化する事を目標に反応速度実験の設計を試みました。

 このような削減は,環境保全としてささやかな試みですが,実験者の理解協力がなければ達成することができません。

  

 反応速度実験をスモールスケール化すると,どのような利点があるかな?下に書き込んでみよう!
          考えがまとまったら・・・    
   参考文献
     1)      荻野和子,化学と工業,第51巻,第12(1998)1914-1917

   グリーンケミストリーに関するホームページ
   Green Chemistry
      http://www.ous.ac.jp/DAC/otera/gc.index.html/
   グリーンケミストリー環境を守る「ものつくり」
      http://www.cns.toyama-u.ac.jp/~water/pub/vol10/03.htm