大学近郊における連続婦女暴行事件に寄せて

 東京学芸大学からほど近い、小平市、東村山市にて、独居女性を狙った暴行事件が連続しているとのことです。この種の事件への対応策についてはいくらも文献がありますが、そんなもの手にとったこともない学生も多いはず。取り急ぎ、最低限の備えについて若干の提案をさせていただきます。

 ただし、ここでの提案は被害を完全に回避することを保証するものではありません。万一の被害に関して、筆者は責任を負いかねます。

(1)機敏に行動する。

 大学からの帰途、すでに暗くなっているこの季節、夜間・屋外での行動はできるだけ機敏に。後をつけられ、押し入られる危険を低減しましょう。


(2)自宅への侵入路を断つ。

 玄関は言うに及ばず、トイレや風呂場の窓も忘れず施錠を。一階でないからといって油断は禁物。ベランダの施錠は常識です。ちなみに、被害者の中には施錠していない窓から侵入された人もいるとのこと。

(3)一人暮らしであることを察知させない。

 同居者の存在を擬装することで、犯人が下見の段階で侵入を断念する可能性が増します。


(4)外部との連絡手段を確保する。

 万一の侵入に備えて、外部との連絡手段を確保しましょう。

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