第６０回東京学芸大学美術科　学部／大学院　卒業・修了制作展のホームページをご覧いただきありがとうございます。
今回で６０回目となる本展覧会は、初等教育教員養成課程（A類）美術選修、中等教育教員養成課程（B類）美術専攻、芸術スポーツ文化課程（G類）美術専攻の学部生、及び美術教育専攻の大学院生が出展しています。それぞれが、洋画、日本画、版画、彫刻、工芸、グラフィックデザイン、環境・プロダクトデザイン、造形芸術学、美術教育学の研究室に所属し、各々の研究を通して美術や教育について探求してきました。

私たちは、この4年間もしくは2年間、教育における美術、専門の深い表現、そして自身の進む道について、多くの場面で自己と向き合い、考え、試行錯誤を重ねてまいりました。そしてその度に先生方から熱心なご指導を頂き、また素晴らしい仲間や実習先の子どもたちからたくさんのパワーをもらいました。そのようにして、多くの方々に支えられながら今日を迎えることができたことは、私たちの学生生活において何物にも代えがたい貴重な経験であります。

今日のような先行き不透明な時代において、私たちは今、東京学芸大学美術科の卒業生としていかに社会的責任を果たしていくかを考える時期にきております。今後、ここで学んできたことを最大限に生かし、人と人とのつながりを大切にし、教育界や社会の様々な場面でその発展に貢献していきたいと思います。

最後になりましたが、御指導くださった先生方、本展覧会の開催にあたり御協力を頂きました関係者の方々に、心から御礼申し上げます。