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スタディーツアー
富士山のめぐみスタディツアー 【報告】

  

 日本のシンボルでもあり世界遺産登録運動が進められている富士山麓を訪問し、“富士山の恵み”をテーマに静岡県富士宮市の田貫湖・火山洞窟といった自然資源をエコツアーで訪ねました。また市内の有機農業による自給生活コミュニティおよび民間主導によるまちおこし事例を訪問・学習しました。富士山信仰と浅間大社を起点とする“お宮横丁”と焼そばによるまちづくり事例について、現地で公開の学習会を開催し、多摩川流域での持続可能な地域づくりに向けた知見を学習しました。

【予告ページ】

日時 2007年 10月12日(金)〜13日(土) 1泊2日
12日 9:00 学芸大集合 〜 13日 19:30 学芸大解散
*全日程貸切バスにて移動しました。
集合場所 東京学芸大学正門噴水前
(東京都小金井市貫井北町4-1-1)
[アクセスマップ]
参加費 一般(他大学の学生も含む) 12,600円
東京学芸大学 学生 2,000円
*別途食事代(1日目昼食・2日目昼食)が必要になります。
*参加費に含まれるもの :
宿泊代・1日目夕食代・2日目朝食代・エコツアー参加費・保険代
(本ツアーは正規の大学事業であるため、学芸大生の宿泊代・エコツアー参加費 は大学の負担となります)
参加者 22名 
〔学芸大学生 16名(学部生 15名・大学院生 1名) ・一般 6名〕
参加者感想ページのリンクはこちら
宿泊施設 富士ミルクランド ファームイン富士朝霧高原棟
〒418-0103 静岡県富士宮市上井出3690
TEL 0544-54-3690
スケジュール

■ 1日目 〔10月12日(金)〕
9:00 学芸大学正門集合・出発
11:30 道の駅「朝霧高原」到着・昼食(各自)
13:00 田貫湖ふれあい自然塾 到着・概要説明及び施設見学
13:30 ネイチャートレイル:田貫湖畔コース
    〔ホールアース自然学校〕
15:00 田貫湖ふれあい自然塾 会議室にて質疑応答
16:00 火山洞窟へ移動
16:30 火山洞窟探検
    〔ホールアース自然学校〕
18:00 質疑応答
18:30 宿へ移動(富士ミルクランド)
19:00 宿泊所へ到着・夕食

■ 2日目 〔10月13日(土)〕
7:30 宿泊所を出発
8:00 木の花ファミリー到着・畑及び養鶏場の見学
9:00 木の花ファミリーの概要説明
9:30 自然食のおやつをいただく・質疑応答
10:30 木の花ファミリーを出発
10:45 浅間大社前に到着
11:00 「富士宮ガイドボランティア協会」の案内により、浅間大
    
社を見学
12:00 お宮横丁にて昼ごはん(焼そば他)
13:00 まちづくり講演会へ参加(会場:浅間大社参集所)
    内容詳細ページ
16:00 まちづくり講演会終了
16:30 富士宮出発
19:00 学芸大学正門到着・解散

プログラム

■ 1日目 〔10月12日(金)〕
田貫湖ふれあい自然塾 & ネイチャートレイル
環境省の「田貫湖ふれあい自然塾」を訪問し、館内施設の見学を行いました。また田貫湖畔を歩きながら五感を使ったゲームを通し自然の営みを感じる「ネイチャートレイル」に参加しました。
報告ファイル(PDFファイル:200.2KB)

火山洞窟探検(富士人穴)
ホールアース自然学校のエコツアーにより、富士山麓の火山洞窟を探検し、「富士講」(富士山信仰)や酪農にも触れながら、自然と人の関わり方について学びました。
報告ファイル(PDFファイル:149.8KB)

■ 2日目 〔10月13日(土)〕
木の花ファミリー
40数名で共同生活し、無農薬有機農業によって食べるもののほとんどを自給している農園「木の花ファミリー」を訪問し、養鶏場や畑を見学し、自然食のおやつをいただいて、活動の理念などをうかがいました。
報告ファイル(PDFファイル:224.1KB)

富士山本宮浅間大社
富士山を御神体として平安時代に造営されたといわれる浅間大社とその周辺を、「富士宮ガイドボランティア協会」のガイドにより訪ねました。
報告ファイル(PDFファイル:187.5KB)

お宮横丁
かつての門前町の賑わいを取り戻したいと、民間の力で浅間大社前につくられた「お宮横丁」を訪ね、全国的に有名になった富士宮焼そばを味わいました。
報告ファイル(PDFファイル:187.5KB)

富士宮まちづくり講演会
(会場: 富士山本宮浅間大社 参集所 / 時間: 13時〜16時)
* まちづくりに関わる地元の方々からお話を伺い、地域のみなさんとの交流を 行ないました。
報告ファイル(PDFファイル:194.1KB)

講演1:「地域素材を活かしたブランドづくり 〜焼きそばによるまちおこし」
講師:渡辺 英彦 氏(富士宮焼そば学会 会長)

講演2:「浅間大社と富士宮の歴史」
講師:渡邉 新 氏(富士宮本宮浅間大社 宮司)

講演3:「よみがえれ!門前町のにぎわい 〜お宮横丁とまちづくり」
講師:佐野 元産 氏(お宮横丁/株式会社きたがわ 専務)

*参加者
  約40名(内学芸大ツアー参加者25名)+現地学生ボランティア3名
*静岡新聞及び富士ニュースに記事が掲載されました

 
訪問先
田貫湖ふれあい自然塾
環境省が進めている自然学校の第1号。『自然とのふれあい』に重点をおき、 専門のスタッフによる自然体験プログラムと、充実した体験のためのビジターセ ンターおよび宿泊施設を併せ持つハード・ソフト一体型の施設。自然体験を通じて、自然を楽しみ、学ぶことから、環境保全への関心を高め、それを日常の行動に結びつけることができるよう、さまざまな自然体験プログラムを展開している 。
ホールアース自然学校
日本最初の自然学校として、静岡県芝川町に1982年に設立。自然体験プログラムや環境教育、人材育成や地域づくり、国際協力など様々な活動を行なっている。 新潟及び沖縄にも活動拠点を持つ他、エコツーリズム研究や地域振興に取組むNPO法人「ホールアース研究所」も設置されている。2000年より「田貫湖ふれあい自然塾」を環境省より受託運営中。
木の花ファミリー
富士山の麓にある農的共同体。14年前、血縁を越えて助け合う家族として20名 のメンバーでスタート。以降、お米・野菜・味噌・醤油に至るまで無農薬有機農業で食べ物のほとんどを自給。そして現在、メンバーも40数名まで増え、赤ちゃんから高齢者に至るまで共に食卓を囲み、こころを磨きあう生活を送っている。 また地元のまちづくりや心病む人へのケア活動も合わせて行なっている。
富士山本宮浅間大社
日本国内に1300余にのぼる浅間神社の総本宮、富士信仰の中心地。主祭神は木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)。富士山を御神体として平安時代に造営されたといわれる。富士山頂上に奥宮があり、毎年多くの登山客が参拝する。室町時代に始まった富士信仰は江戸時代に盛んとなり、多くの人が富士山に登るようになったが、当社はその表口として賑った。
お宮横丁
懐かしい門前町のにぎわいがよみがえることを願って、浅間大社前に民間の力でつくられた「食」の横丁。焼そばやお団子、地元名産品土産屋さんやカフェなどの小さなお店が集っており、全国に富士宮焼そばのブームを巻き起こした「富士宮焼そば学会」の事務所も置かれている。
ツアーの様子
● 田貫湖ふれあい自然塾
木の花ファミリー
富士宮やきそば
富士宮まちづくり講演会
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