東京学芸大学は山梨県小菅村と連携協定を結び、学生、村民、ボランティアの皆様、多くの方々とともに、エコミュージアム日本村づくりを進めています。そのビジター・センターとして、植物と人々の博物館を整備し、友の会の会員を募集しています。
新ホームページへと移行を進めています。過去の資料については下記をご覧ください。 ⇙
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2010年は国際生物多様性年です。財団法人森とむらの会P&PMイニシアティヴはCBD市民ネットに参加しました。人々とたねの未来作業部会ができました。東京と名古屋で学習会が毎月開催されます。予定が決まったらお知らせします。
GLOBEプログラム 第4回生徒の集い「野菜のボタニカルアートとその起源を探る」
植物と人々の博物館ニュースレター第1~2号を発行、会員に送付
ELF環境学習研修会テキスト、雑穀展報告書が東京学芸大学の研究助成によってできました。
植物と人々の博物館づくりには、多くの協賛団体が連携して、ご助力くださっています(2009年3月までの協賛名義使用承認)。
協賛団体:
山梨県小菅村、小菅村教育委員会、(財)水と緑と大地の公社、小菅村観光協会、小菅村商工会、100%自然塾、エコセラピー研究会、小金もち工房、(特)カッセKOGANEI 市民起業サポートセンター、(特)ミュゼダグリ、小金井市環境市民会議、とうきゅう環境浄化財団、(財)森とむらの会、(財)森林文化協会、(社)国土緑化推進機構、(特)全国水環境交流会、(特)多摩川エコミュージアム、(特)環境文明21、(特)ECOPLUS、(特)自然文化誌研究会、北都留森林組合、(特)環境文化のための対話研究所、JT日本たばこ産業
植物と人々の暮らしに関わる、図書、標本、民具などを順次整備、公開展示し、生物文化多様性保全のための在来品種見本園も作り、キュー植物園のように村中が花一杯になったらよいと願っています。
さらに、秩父多摩甲斐国立公園地域の方々の協力を得て、環境学習指導者養成ELF研修会や雑穀栽培講習会、民族植物学講座などを開催します。
イギリスのRoyal Botanic Gardens, Kew、アメリカのYosemite National Park、デンマークのEnvironment School、韓国のFolk
Village などはとてもよい構想モデルです。ご興味のある方はぜひ、構想企画の段階から、ご参加ください。
日本の農山村の過疎、高齢化は最終段階に至り、伝統的な雑穀栽培者がごく少なくなっています。多くの伝統的農家から大切に保存されていた雑穀在来品種の分譲を受けて、施設保全を行っています。しかしながら、日本ではこれまで生物多様性条約やアジェンダ21に対する研究者や行政担当者の関心が低く、特に雑穀に関してはほとんど研究対象とされてきませんでした。熱心に研究を続けてきた雑穀研究会も小規模な団体です。
日本や世界各地の雑穀類在来品種の収集と保存を1972年から30年以上にわたって行ってきました。しかしながら、現在、伝統的生物文化を伴う現地保存の困難さと同様に施設保存の困難さに直面しています。そこで、将来の保存のための方法と場所を求めて、世界各国の施設および現地保存の状況を見て回ることにしました。2003年にはカナダとアメリカ合衆国に行きましたが、アリゾナでNative Seeds/SEARCHというとても優れたNPOにめぐり会い、会員になりました。この会は先住民の人びとの在来品種種子を2000系統も独自に保存し、畑で増殖して、再普及もしているのです。地域固有の、先住民の伝統智恵を大切にしながら、NPOでもこれほどのことができるのなら、この方法を日本でも検討してみるべきだと考えました。山梨県小菅村、日本有機農業研究会のご協力を得て、在来雑穀保全と普及活動を始めました。雑穀栽培講習会や雑穀の商品開発など活動が進展してきました。
植物と人々の博物館にご興味のある方は、ぜひ、ミューゼス研究会にご参加ください。