4. プログラムの成り立ち

東京学芸大学が取り組んでいる道徳教育の推進活動

 子どもの心が不安定になっていると言われる今,子どもの規範意識を高め,健全な社会生活を営む能力を育てることは一層重要な課題となっています。
平成23年度に改訂された学習指導要領でも,学校で取り組む道徳教育や,家庭や地域と学校が一体となって進める道徳的実践の充実が求められているところです。
そのような中、東京学芸大学では,平成21年度から5年の計画で下記事業「地域・学校と連携した『総合的道徳教育プログラム』の開発」を立ち上げ,道徳教育の推進活動に取り組んでいます。
この「総合的道徳教育プログラム」とは,子どもの心をめぐる様々な現代的課題への対応とその解決のために,家庭・地域や各学校等と連携をし、道徳教育を推進する教員の養成や研修、道徳教育用教材の開発、心を育てる体験活動の工夫などを関連的に推進しながら、幅広い角度から道徳教育の充実を図ろうとする総合的な取組を意味しています。
本プログラムは、大学の教職課程における道徳教育関連科目の改善のみならず、各学校等においても、子どもの豊かで活力のある心の育成に見通しをもって取り組むための道徳教育の推進の視点や具体的な方法などとして役立てていくことができるものと期待しています。

事業名称 「地域・学校と連携した『総合的道徳教育プログラム』の開発」
  文部科学省特別経費(平成21年度:特別教育研究経費)
目的 平成23年度からの新学習指導要領の本格実施に照準を合わせ,道徳教育を強化するための総合的な諸施策を講じ,併せて大学の体制整備を行う
事業概要 道徳教育の諸課題に対応するため,以下の3つのプロジェクトを組織し,相互に関連させて総合的道徳教育プログラムの開発を行う。
①道徳教育推進教員の養成・研修プログラムの開発(第1プロジェクト)
②汎用性の高い魅力ある道徳教育用教材開発(第2プロジェクト)
③道徳性をはぐくむ体験学習プログラム開発(第3プロジェクト)
事業期間 平成21年度~平成25年度(5年間)
実施主体 総合的道徳教育プログラム推進プロジェクト(平成24年度名称変更)
平成21年度~平成23年度:総合的道徳教育プログラム推進本部)

実施組織 教育実践研究推進本部要項 プロジェクト要項

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