【海外のニュース】
1993年８月、全米教育工学会(AECT,
Association for Educational and Communication Technology)は、「教育工学」(Instructional
Technology)の新たな定義と領域をまとめ採択し、1994年４月「教育工学―その定義と領域―」として公表した（Seels,
Barbara and Richey, Rita C., 1994, Instructional Technology: The Definition
and Domains of the Field, AECT.)。この定義は、過去30年間にわたり同学会「定義と術語に関する委員会」がその活動の成果として採用してきた３つの教育工学に関する定義―ごく最近のものとしては、同じ委員会がまとめた1977年版―に比べ、今日の教育と研究に関わるさまざまな環境のもとで最も適切と考えられている。
教育工学の新しい定義と領域：
「教育工学」は、学習過程と学習資料のそれぞれに関する設計、開発、活用、運用及び評価という５つの領域の理論と実践である。
なお、変化の激しい社会等に応じて今後も代えることもいとわないのを意識してか、新たな定義は1994年版定義と呼ばれることもある。 ［篠原文陽児］
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