大容量メディアの種類と規格及び特徴(注)

大容量のメディアの種類 MO MO Zip CD-R PD スーパーディスク リムーバブルハードディスク ハードディスク
容量 230 MB 640 MB 100 MB 650 MB 650 MB 120 MB 1 GB 〜10.1 GB
媒体の大きさ(ミリ) 90x94x6 90x94x6 97x98.5x6 120(ディスク直径) 124x135x7.8 3.5インチ(フロッピーディスクと同じ) 3.5インチ
メディアの価格(円) 550 950 1,780 280 1,500 1,820 6,000
ドライブの価格(円) 40,000 60,000 19,800 47,800 49,800 39,800 32,800
接続口
(インターフェース)
SCSI(スカジー) SCSI SCSI/パラレル SCSI SCSI PCカードスロット/パラレル/SCSI E-IDE/パラレル E-IDE/SCSIなど
シークタイム 28 ms 28 ms 29 ms 170 ms 82 ms(PD)
78 ms(CD-ROM)
70ms 12ms
特徴 リムーバブルメディア(取り外して持ち運べるメディア)としては、日本では定番。画像などのデータを受け渡しするのに旧来から使われ、普及率も高く、メディアも安い。 このタイプが出て、容量的な不満も解消された。遅いといわれていたデータの読み書き速度も、回転速度や転送速度の向上により、改善されてきている。 ドライブの価格が安く、爆発的に普及。メディアの価格は今ひとつ下がらないが、軽量な上、専用バッテリーも発売され、ノート型パソコンには最適。 書き換えはできないが、メディアの価格が非常に安く、バックアップなどに気軽に使える。 ポータブルタイプが出て種類も増えてきたが、普及率が今ひとつ。CD-ROMも使うことができるので、ノート型パソコンには便利。 通常のフロッピーディスクドライブとしても使えるが、パソコンによっては、起動ディスクドライブとして使えないなどの問題がある一方、iMacの登場で普及が期待されている。 アメリカでは、Zipと並んで普及しているが、国内ではこれから。データの読み書き速度などが速く、大容量、低価格で、今後が期待されている。 リムーバブルではないが、高速、大容量で、容量当たりの価格も最も安い。まずは無難なメディアである。

「YOMIURI PC」 1998年11月号の記事(80〜81ページ)を元に、1999年1月現在で作成)

なお、徐々にではあるが、USB対応の接続口(インターフェース)を装備したドライブが現れてきている。

以上から、大容量メディアの選択基準として、「価格の安さ」「容量の大きさ」「普及度」「携帯性」に分けると、

(1)「安さ重視」
ドライブは、Zip、ハードディスク、スーパーディスク、MO(230MB)、リムーバブルハードディスク
メディアは、CD−R、MO(230MB)、MO(640MB)、Zip、PD

(2)「容量の大きさ」: ハードディスク、DVD−RAM、Jaz、リムーバブルハードディスク、PD、CD−R、CD−RW

(3)「普及度(データの受け渡しの便利さ)」: MO(230MB)、CD−R、Zip、PD

(4)「携帯性(ノート型パソコン向き)」: Zip、MO(230MB)、リムーバブルハードディスク、スーパーディスク



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