研究紹介
研究テーマ
岩石・鉱物に関する研究成果の普及
地学教育的観点から、岩石・鉱物に関する研究成果を広く普及させる研究を行なっています。
岩石・鉱物の形成・変形過程と強度・地震波特性
・地表に露出する天然の岩石や鉱物
あるいは
・変形や反応をさせた実験の回収試料
を詳しく、観察・分析・計算すること
また
・これら岩石鉱物の物質学的研究結果を
地球物理的な観測結果と組み合わせることで、
「地球の内部の状態や、
これをつくられた過程やメカニズム」
を明らかにしたいと考えています。
地球内部の岩石の様子を明らかにすることで、 沈み込み帯のダイナミクス(動力学)の解明に少しでも貢献することを目指しています。
主な研究成果は以下をご覧ください。
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岩石・鉱物の形成・変形のメカニズム
フィールドワークから天然の産状を観察・記録
露頭からの採取岩石や実験後に回収された岩石試料の分析
Nagaya et al. (2014, EPSL)
Nagaya et al. (2022, Contributions to Mineralogy and Petrology)
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岩石の強度(応力・レオロジー・破壊 など)や地震波伝搬特性
岩石を構成する鉱物のミクロな配列や構造を分析
岩石中を伝わる地震波の伝搬特性
Nagaya et al. (2016, Scientific Reports)
Nagaya et al. (2020, American Mineralogist)
Mindaleva et al. (2020, Lithos)
Koyama et al. (2024, Solid Earth) -
室内分析装置の最適な分析条件の探索
Nagaya et al. (2017, Journal of Structural Geology)
キーワード
地学教育, 岩石・鉱物標本, 大規模言語モデル, 生成AI
EBSD, XRD, Raman spectroscopy, EPMA, SEM
固体地球物理学, 構造地震学, 沈み込み帯, 上部マントル, 大陸地殻, 岩石構造, 地震波異方性
地球内部物質科学, 構造地質, 岩石学, 変成岩, 蛇紋岩, 鉱物物理
最近の国際共同研究機関
イギリス オックスフォード大学: Prof. M. Kendall, Senior Research Fellow Dr. A. Walker (seismic anisotropy and microstructure)
アメリカ 南カリフォルニア大学: Prof. J. P. Platt (development of microstructure in two phase rocks)
アメリカ カーネギーメロン大学: Prof. M. DeGraef (development of EBSD systems)