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東京学芸大学 男女共同参画推進本部
Office of Promoting Gender Equality at Tokyo Gakugei Univ.

ニュース&イベント

第20回男女共同参画フォーラム
「若者の貧困とジェンダー
         ―複合的な排除の現状」を開催します

【掲載日】2015.10.14

今回のフォーラムは小金井祭時に開催します。ダイバーシティの観点から、若者の貧困とジェンダーに焦点をあて、問題を共有したいと思います。

日時:平成27年11月1日(日)13:00〜16:30
場所:講義棟(S棟)S410教室
講演:「若者の貧困とジェンダーを考える」
山口 恵子(東京学芸大学 社会学講座)
「子どもの貧困の実態と課題〜社会的養護の子どもたちの支援を通じて」
高橋 亜美(社会福祉法人子供の家 アフターケア事業ゆずりは 所長)
参加:予約不要、どなたでも参加できます。
*本会は本学教員FD研修会の認定を受けています。

フォーラム要旨より
 “格差が問題化するなか、学生が直面するさまざまな苦境が報告されている。学費の支払いや日々の生活に苦しむ学生、“ブラックバイト”などと称されるアルバイト先での暴力や競争の苛烈化、将来の就職難や派遣労働に関わる社会構造と貧困の問題である。
  また、自身の奨学金返済や将来についての不安、それらに起因するメンタルヘルスの諸症状も看過できない問題である。こうした状況はジェンダーに絡んで引き起こされる場合が少なくない。
  さらに、その学生も将来教壇に立つとき、児童や生徒の貧困問題に向き合わなければならない。そして、現在安定しているかに見える者も、条件が変わればいつ身動きとれなくなるか分からない状況である。
  こうした問題に対して、私たちはいかに向きあったらよいだろうか。少なくともそれを「自己責任」や「中立」という言葉で他人事のように扱うべきではないだろう。
  本学では、こうした問題について感度の高い学生を育てていきたいと考える。むろん、特効薬があるわけではない。まずは可視化して知恵を寄せ合うこと。そして、教育という切り口において何ができるのかを模索したいと思う。

 

第20回男女共同参画フォーラム  

フォーラムのチラシはこちら.pdf