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川の水質は、時代と共に変遷してきました。昔はきれいであっても、人間活動のために汚れてしまった川は世界中にあります。それらには、現在でも汚れた状態が続いている川もあります。また、国や自治体による下水処理施設の建設や、市民の環境に対する意識の向上によって、水質が改善された川もあります。幾つかの例を写真で紹介しましょう。 |
インドのプネ市内の川と排水路、およびデリー市内を流れるヤムナ川(2016年)。ヤムナ川はヒマラヤ山地を源とする川で、ガンジス川最大の支流です。デリーの下流200km程の地点の川岸には有名なタージ・マハルがあります。
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タイのバンコク市を流れる水路(2019年)。バンコク市内には小さな水路がたくさんあります。この水路はラチャダー通り付近を流れるもので、一帯には大きなホテルや夜市で賑わうトレインマーケットなどがあります。
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東京を流れる空堀川の柳瀬川合流地点(1993年)。空堀川は80年代は東京で最も汚れた川でした。流域では下水道整備が遅れ、90年代前半では水質は幾分改善されたものの、依然として汚れた水が流れていました。
◎かつて汚濁していた米国カヤホガ川の動画へのリンク→
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各国の家庭での水の使われ方と、水に流される汚れ物質の量と割合 |
川の汚れを考えるとき、その汚れの原因物質を考えることは大切です。家庭では水は何にどれだけ使われるのでしょうか。そして、排水される水には、汚れ物質がどのくらい入っているのでしょうか。グラフで見てみましょう。 |
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