東京学芸大学 次世代教育研究推進機構

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March 11 2017

次世代教育研究推進機構(NGE)シンポジウムを開催しました

平成29年3月11日(土)に、プロジェクトの2年間の研究成果を発表するシンポジウム「21世紀のコンピテンシーを育成するための指導・学習のあり方とは?」を東京国際フォーラム(有楽町)にて開催致しました。
 会では、出口利定学長の挨拶に続き、鈴木寛文部科学大臣補佐官と白井俊OECD教育・スキル局アナリスト(現・文部科学省教育課程課教育課程企画室長)にご講演を頂きました。

出口学長による挨拶
鈴木大臣補佐官による講演
白井アナリストによる講演

 その後、研究成果の報告を行い、概要説明(山田一美教授)、コンピテンシーのとらえ方(関口貴裕准教授)、コンピテンシーの相互分析方法(細川太輔准教授・柄本健太郎講師)、動画配信システムの紹介(宮澤芳光助教)、コンピテンシーの評価方法(杉森伸吉教授・梶井芳明准教授)の順で、授業・学習の分析と評価内容・方法、Webによる授業動画の配信について紹介しました。さらに、実際に授業を実践した教員(上田真也教諭(附属大泉小)・上野佳代教諭(附属小金井中))より、授業実施の効果と問題点、今後に向けた提言などの報告がありました。
 そして、成果報告を受けて、ディスカッションを行い(司会:関口貴裕准教授)、奈須正裕上智大学教授、平本正則横浜市立浦島小学校長、白井俊OECDアナリストと学芸大スタッフ(鎌田正裕教授・林尚示准教授)とで、本プロジェクトの成果と21世紀コンピテンシー育成のための指導・学習のあり方について議論を行いました。特に、今回は、コンピテンシー育成に関する11の論点を呈示し議論を展開したため、密度の濃い意見集約であったと評価を頂きました。

パネル・ディスカッションの様子

最後は松田恵示副学長の挨拶で閉会とし、約300名の出席者が最後まで熱心にご参加くださいました。
 アンケートからは、シンポジウム全体を通じて本学の取組への理解と期待を頂くとともに、授業のWeb動画配信システムへの関心の高さを知ることができました。さらに、次回参加の要望を多数いただいたため、早速準備をスタートさせました(2018年3月10日(土)午前中より一橋講堂(竹橋)にて開催予定)。

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