第20 回OECD/Japanセミナーにて,OECDシュライヒャー局長をはじめ国内外の教育関係者にNGE の取組を紹介しました
2019/04/04
OECD/JapanセミナーでNGEの取組を紹介する岸特命教授
2018年7月28日に,第20回OECD/Japanセミナー「OECDからみる日本の教育政策」が一橋講堂(東京都千代田区)で開催されました。セミナーは,教育分野における国際協力を推進し,教育改革や教育政策立案に資することを目的にしています。
今回のセミナーは,OECDによる日本の教育のレビューと文部科学省の取組報告が3つのテーマ別セッション(①2030年に求められる資質・能力,②学校と地域の連携,③学び直し・リカレント教育)として実施されました。この①のセッションでは,指定コメントとして本学次世代教育プロジェクトの立場から,プロジェクトの活動を通して描き出された資質・能力育成のとらえ方を紹介しました(岸学特命教授)。
さらに,日本・OECD共同イニシアチブプロジェクトの取組報告セッションが設けられ,本学の取組(岸学特命教授)とOECD日本イノベーション教育ネットワーク(ISN)の取組(東京大学:秋田喜代美教授)を紹介しました。
本学は「コンピテンシー(資質・能力)を授業で育成するには:東京学芸大学の取組」と題して,コンピテンシー育成の考え方と授業デザイン,育成の手立ての実際,調査の分析結果などを中心に,これまでの成
果を発表しました。さらに,今後の事業展開の核となる動画配信システム21CoDOMoSの実演を行いました。
終了後のレセプションでは,OECDシュライヒャー局長より,本学がコンピテンシー育成研究をエビデンスに基づいて進めていることに対して高い評価をいただきました。