教員免許状更新講習で21CoDOMoSを使ったコンピテンシー育成に関する講習を行いました
2019/09/04
講習の担当は,当機構・研修WGの関口貴裕(教育心理学),宮内卓也(理科教育),鈴木聡(体育科教育),大谷忠(技術科教育),山田一美(美術科教育),雨宮沙織(教育哲学)の各教員で,38名の小・中・高等学校の先生方が1日にわたり講義やディスカッションに参加されました。
講習では,まず,関口教員による「子どもたちに育成すべき資質・能力とは」に関する講義のあと,21CoDOMoSを用いたコンピテンシー育成に関する授業(中学理科,体育)の動画視聴を宮内教員,鈴木教員の解説のもと行いました。
21CoDOMoSを使った授業動画の視聴
その後,鈴木教員,大谷教員をファシリテーターとして,子どもたちに「協働する力」「問題解決力・先を見通す力」「受容・共感・敬意」「好奇心・探究心」といった力やマインドを育成するには,授業の中にどのような工夫や手立てを入れることが重要であるかについて,授業動画を参考にワールドカフェ方式で議論をしました。
コンピテンシーの育成に関するディスカッション
その後,議論の内容をもとに,各自がコンピテンシーを育成する授業についての授業案を作成し,山田教員をファシリテーターとして,その相互評価を行いました。コンピテンシーの育成について一日にわたり考えることで,「コンピテンシー育成に関する理解が深まった」「充実した講習であった」などの声が多く寄せられました。当機構では,今後もこうした形でプロジェクトの成果を研修の形で教育現場に発信していく予定です。