成果
本事業の成果として、事業報告書、日本語指導体制構築の「手引」とカリキュラム編成のための「ガイドライン」、そして結果質問紙調査(調査1の結果)を公開します。
1. 2021年度 事業報告書
以下のリンクより事業報告書をご覧ください。
2. 日本語指導体制構築の「手引」とカリキュラム編成のための「ガイドライン」
以下のリンクよりご覧ください。
3. 2021年度 質問紙調査(調査1)の結果
全国の高等学校を対象に質問紙調査 「高等学校における日本語指導等に関する実態調査」を実施しました。その結果について、調査項目毎に整理して順次公開します(下の表の「調査項目」1~10をクリックしてご覧ください)。どうぞご参考になさってください。
本調査には多くの高等学校にご協力をいただきました。改めて感謝申し上げます。
実施期間 | 2021年8月上旬~9月上旬 |
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実施方法 | 7月下旬に教育委員会へ依頼状を送付し、 8月上旬に各高等学校に質問紙を郵送し、協力を依頼した。 回答は郵送、あるいはデジタル(エクセル表記入)での回答とした。 |
調査対象校 | 国立高等学校(全日制課程)15校 都道府県立高等学校(全日制課程・定時制課程)約3760校 地区町村立高等学校(全日制課程・定時制課程)約200校 私立高等学校(全日制課程・定時制課程)・中高一貫校 約890校 |
調査協力校 | 回答があった高校:1590校 回収率:32.6% |
調査項目 |
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本調査における生徒の呼称等について 本調査においては、文部科学省の呼称、定義を用いています。「外国人生徒等」は外国籍の生徒の他、日本国籍であっても海外にルーツのある生徒(国際結婚家庭の生徒や、家庭に日本語・日本文化以外の言語・文化環境がある生徒)も含まれます。また、「日本語指導が必要な生徒」とは「日本語で日常会話が十分にできない生徒、もしくは、日常会話ができても学年相当の学習言語が不足し、学習活動への参加に支障が生じている生徒」(文部科学省が実施する「日本語指導が必要な児童生徒等の受入状況等に関する調査」の定義)のことです。 また、高等学校の入試において、外国人生徒等を対象とする定員枠がある場合、「特別枠」と呼びます。「特別枠」は県によって設置の状況が異なり、その対象となる高校や受験資格(例えば滞日期間が3年未満)が定められています。入試において、外国人生徒等に、時間延長・漢字のルビ振り・辞書持ち込み等どの配慮がある場合もありますが、それらは「特別措置」と呼びます。この調査の報告においては、入試に外国人生徒等の特別枠のある高等学校を「枠有校」、入試に特別枠のない高等学校を「枠無校」あるいは「一般校」と略して示している場合があります。また、特別枠のある学校でも、特別枠を利用して入学した生徒もいれば、一般受験で入学する生徒もいます。これを区別するために「枠有校特別枠入学生」「枠有校一般枠入学生」のように言い分ける場合もあります。 資料活用の際には、ご留意ください。 |
4. 学会等における公開
2022年度 日本語教育学会 春季大会
2022年5月22日(於:オンライン)
第43回 異文化間教育学会
2022年6月12日(於:立命館大学)
グローバル化で求められる高等学校段階の教育とその課題-「外国人生徒等教育」に見る包摂性と公正性から-(趣旨説明)
発表者:齋藤ひろみ・武内博子・南浦涼介(東京学芸大学)
調査1 分析結果
発表者:武内博子・齋藤ひろみ(東京学芸大学)
外国人生徒等の教育・支援に見る高等学校の多様性と包摂性
発表者:見世千賀子(東京学芸大学)
令和4年度 東京学芸大学 国語国文学会大会
2022年6月25日(土)(於:オンライン)
高等学校における日本語指導の取り組み-学校設定教科・科目に着目して-
発表者:工藤聖子/武内博子/見世千賀子/齋藤ひろみ(東京学芸大学)