アッサラーマレイクン!(ウォロフ語でこんにちは!)
鈴木聡研究室2016年度卒業生の高橋旺子(たかはしあきこ)です。
わたしは今、青年海外協力隊のボランティアとしてアフリカ大陸最西端にある“セネガル共和国”に来ています!2017年7月から2019年7月までの2年間、ボランティアとして現地の小学校・中学校を巡回し、現地の先生方と一緒により良い体育の授業について考え、実践する、という活動を行います。今回はご縁あってセネガルでのわたしの活動を紹介する機会をいただきました!このレポートを通して、セネガルの「今」を皆さんにお届けできたら、と思います!
派遣地「セネガル共和国」紹介
セネガル共和国
人口:1513万人(日本の約8分の1)面積:19.7万km²(日本の約2分の1)日本からの距離:14000km(トラック35000周!笑)首都:ダカール 宗教:イスラム教94%、キリスト教5%、その他1% 言語:公用語-フランス語(植民地時代の影響)現地語-ウォロフ語、セレール語、プラール語など ウォロフ語が主流。民族ごとに言語があります。主食:米 セネガル米は粒が小さく独特の香りとパラパラしているところが特徴です。季節:雨季(7~9月)と乾季(10~6月)気温:20°~35°くらい 地域によって違います。朝晩は比較的涼しい印象。通貨:FCFA(フランセファ)(1円=4.9FCFA)日本との時差:9時間
第1回目 今日のテーマは・・・「セネガルってどんな国??」 H29.9.21
セネガルは7月から10月までバカンス期間となっていて学校はお休みです。ということで、今回はセネガルってどんな国??ということについて書きます。
日本からドバイ経由で約1日かけてようやく降り立ったアフリカの地。 飛行機から降りるとスパイスの香りやら砂埃やらにつつまれる…と思っていたのですがそんなこともなく、ただ「まぶしいっ」というのがセネガルとのファーストコンタクトでした。笑
首都のダカールは都会です。車やバスがたくさん走っているし、高いビルも建っています。大きい市場やスーパーもあるし、外国人の姿も多く見られます。イメージしていた発展途上国とは全然違いました。ここ、アフリカ??と戸惑ってしまうくらいに。笑
セネガルで暮らし始めて2か月半、ここでの暮らしにもだいぶ慣れてきました。公用語はフランス語ですが、セネガルの人たちは日常生活にはウォロフ語を使います。なので、ウォロフ語で話すととても喜ばれます。こんな具合に…
セネ人「アッサラーマレイクン(こんにちは)」
わたし「マレイクムッサラーム(こんにちは)」
セ「ナンガデフ?(元気ですか?)」
わ「マンギフィレック(元気です。)」
セ「ドゥックンガウォロフ?(ウォロフ語がわかるの?)」
わ「トゥーティレック(ちょっとだけね)」
セ「トゥーティレック!?ノートゥドゥ?(ちょっとだけ!?名前はなんていうの?)」(ここで、おいこいつウォロフわかるぞ!!と場が盛り上がります。)
わ「マンギトゥドゥ マゲット ジェン(マゲット ジェンといいます。)」
セ「マゲット ジェン!?」(日本で外国人がわたしの名前は山田太郎です、と自己紹介しているようなイメージです。)
…自己紹介だけで笑いがとれます。笑
セネガル人は人と話すのが大好きで、特にあいさつをとても大切にします。そのあいさつがとっても長いんです。家族は元気?家はどう?仕事はどう?とたくさんのことをお互いに聞き合います。家族や友達にはもちろん、はじめましての外国人にも親しげに話しかけてくれます。ときには「また!?」と思うくらいにたくさん呼び止められます。笑(ウォロフ語で普通に話してくるので、ちゃんと会話するのはまだまだ難しいです。フランス語もウォロフ語もまだまだ…悔しい!)子どもは学校で始めてフランス語を習うので、子どもとコミュニケーションをとるにはウォロフ語は必須!語学力を付けていかなければ仕事ができない!日々勉強、日々セネガル人とおしゃべり、そんな毎日です。
このような感じで少しずつセネガルのこと、自分の活動のことについて書いていきたいと思います。
つたない文章ですが、セネガルを少しでも身近に感じてもらえたらうれしいです。
それでは、「バベネニヨーン、インシャーラー!(またね!)」
第2回 RAPPORT D’UNDOKAI A L’ECOLE THIES NONES セネガルの運動会 -UNDOKAI- H30.5.13
セネガルには Smaine Nationale de L’Ecole de Base(教育週間)という、国内全ての学校が教育に関わるイベントを行う週間があります。今回わたしは教育週間のイベントのひとつとして、ティエス市立のECOLE THIES NONES という小学校で運動会を実施しました。
騎馬戦(6年生)実は今、セネガルには運動会ブームが来ています(笑) 2月に教育系ボランティアの活動を広める目的で、全国規模の教育イベントをティエス市内で行ったのですが、そのイベントのプログラムの1つとして先輩のボランティア隊員が「UNDOKAI」を実施しました。それを見た全国から集まった教員や視学官の方々から「うちの学校でもぜひUNDOKAIを!」との声が上がり、今、多くの地域で(主にボランティアが入っている学校で)運動会が企画・実施されているというわけなのです。わたしも、普段体育をやらない先生たちと体育を始めるきっかけになると思って、運動会の実施を提案しました。
~運動会実施までの道のり~
前日準備の様子(グランドもばっちり)運動会の企画を提案したのは3月1日。校長先生に企画を説明し、3月8日に職員会議の時間をとってもらい、全教員へプレゼンし、実施の日時と各学年でやる競技を決定しました。体育用の時間割を作らせてもらい、いざ始めるぞ!…という流れだったのですが、時は学期末。期末テストもあり、全クラスで体育の授業を始められたのは、休みが明けて4月に入ってからでした。今回の運動会の目標は「体育の授業の延長として運動会を実施することで学校全体として運動に向かう機会を作り、週に1回恒常的に体育の授業が行われるきっかけを作る。」というものでした。なによりも日々の授業が大事!!セネガルでは(やっているかどうかは別として)週に1回体育をやることが決まっているので、それに沿って各クラスで毎週1回ずつ授業を実施しました。セネガルでは2月ごろから教員のストライキが続いており、1,3,4年生の先生は学校に来ていなかったため、そのクラスの授業はときどきほかの先生に様子を見てもらいながら、わたし一人で行いました。運動会当日までに各クラス4~5回は授業を行うことができました。また競技とは別で、有志の児童を集めてダンスチームをつくり、ダンスの発表も行いました。 運動会の実施にあたって必要な準備は校長先生を中心に教員と協力して進めました。テントや招待者用のいす、音響、実施に必要な資金集めなどがありましたが、さすが、セネガルのことはセネガルの人がよく知っています。「テントやいすはどうしよう」「資金はどうやって集めたらいいだろう」と聞くと、「テントはここに、いすはここにお願いしよう」「招待状を渡すのと一緒に資金援助のお願いもしに行こう」と、動いてくれました。運動会前の1週間は入場と競技の流れの練習をしよう、と提案があり、午後に授業がない日にも再登校してリハーサルを行いました。(招待者が来るからびしっと決めるぞ!と気合が入る先生たち。セネガルらしさが出ています(笑))前日には日曜日であるにもかかわらず、子どもも先生も学校に来て、一日かけて前日準備を行いました。
Horaire///// Programme
8h15////////Les élèves se mettent en rang(各教室前に整列)
8h30////////Accueille(招待者受け入れ)
////////////. Cérémonie d’ouverture(開会式)
/////////////-majorette (chanson de bienvenue)(CP(2年生)の児童による歌とダンス)
/////////////-discours (M.SENE, Mme.NDIAYE, IEF)(校長、保護者の代 表、教育委員会の視学官のあいさつ)
9h//////////Echauffement(準備運動)
9h10////////Compétition :(競技)
/////////////-Lancer des balles (CI, Grande section)(玉入れ(幼稚園の年長組・1年生))
/////////////-Tirer la corde (CPA, CPB)(綱引き(2年生))
/////////////-Course d’obstacle (CE1)(障害物競走(3年生))
/////////////-Course de vitesse par couple (CE2)(二人三脚(4年生))
/////////////-Tirer des bâtons (CM1)(棒引き(5年生))
/////////////-Lutte à cheval (CM2)(騎馬戦(6年生))
11h/////////Démonstration :(ダンス発表)
/////////////-équipe de danse
11h10///////Resultats(結果発表)
//////////////emise de diplome(賞状授与)
11h20///////Cérémonie de clôture(閉会式)
11h30///////Collation(軽食)(セネガルでは招待者には必ず飲み物や軽い食事が配られます。それがないと失礼にあたるそうです。今回の軽
/////////////食は「べにぇ」というサーターアンダギーのようなドーナツ。もちろん先生たちの手作り!100人分用意しました!)
UNDOKAI当日
準備運動運動会当日は以下のプログラムで進行しました。このようにプログラムが決められていましたが、ここはもちろんセネガル。時間通りに始まりません(笑)30分遅れの9時ごろからようやく開会式が始められました。(これくらいの遅れならなかなかいい方であると思います(笑))
運動会に向けて学校の空気が明るくなった、今まで体育をやらなかった先生とも授業をすることができた、先生たちと一緒に運動会を成功させることができた、これから体育を継続していく足がけができた、などたくさんの成果がありました。なにより同じ教員として働いているんだ、と認めてもらいより深いかかわりができるようになりました。課題や反省もたくさんありますが、やったからこそ見えてきたものなので、挑戦してよかった!と思います。
UNDOKAI写真館① 準備
この学校で働こうと思わせてくれた先生
べにぇ大量です
万国旗の取り付け
UNDOUKAI写真館② 当日準備
子どもたちと作った学校の旗
打ち合わせ中
もうすぐはじまるよ
UNDOKAI写真館③ はじまり!
マジョレ-。おそろいの衣装かわいい!
マジョレーは太鼓に合わせて歌います
校長先生のお話
UNDOKAI写真館④ プログラムの様子(1)
児童入場行進
準備運動
万国旗の取り付け
UNDOKAI写真館⑤ プログラムの様子(2)
玉入れ(1年生)
綱引き(2年生)
障害物競走(3年生)
UNDOKAI写真館⑥ プログラムの様子(3)
障害物競走(3年生)
棒引き(5年生)
騎馬戦(6年生)
UNDOKAI写真館⑦ 結果発表&閉会式
結果発表 児童が得点や道具係を務めました
サプライズで校長から賞状と布のプレゼント!
みんな今日までがんばりました!
教育委員会の視学官、CGE(PTAのようなもの)の代表と先生たち
第3回 「人生初!わたしが体験したラマダンレポート」H30.6.29
セネガルは人口の約95%がイスラム教徒の国です。そんなセネガルでは、イスラム教の宗教行事が最優先されます。そこでわたしは人生初のラマダンを体験しました。
ンドグの様子(同僚の先生の家にて)ラマダンは、イスラム歴(ヒジュラ歴)の第9月にあたる月のことです。ラマダンの開始と終了は、新月の観測によって決まります。今年のラマダンは5月16日の日没から6月14日の日没まで、でした。 ラマダンの約1か月間、イスラム教徒は断食を行います。「1か月も飲まず食わずなんて、死んじゃうよ!」と思った方、大丈夫です。断食は日の出から日没までの時間に限るので、日の出ていない時間にしっかりと食事を摂ることができます。
ここから、セネガルでわたしが体験したラマダンをレポートしていこうと思います。
①街中がラマダンに合わせた生活リズムに
セネガル人の一日はとても長いです。朝は5時前に起きてお祈りをし、そこから日没まで断食が始まります。昼間は普通に活動しますが、午後の時間は休憩をしていることが多いです。小学校は普段、月水金:8時~13時、火木:8時~13時・16時~18時(15時~17時)の時間割ですが、ラマダン中は月~木:8時~14時、金:8時~13時の時間割に変更になりました。日没が近くなってくる19時ごろ、街からだんだん人がはけていきます。普段は21時ごろまで走っているバスもこの時間になると運航を終わります。やがて日没の時間になるころにはマルシェはみんなシャッターが閉まり、通りから人がいなくなります。そわそわした雰囲気の中日没を迎えると、待ってましたとばかりに一斉に「ンドグ」と呼ばれる断食明けのご飯を食べ始めます。そこからが長いセネガル。ンドグの後に夜ご飯を食べるのですが、それが出てくるのが22時~23時。就寝は24時を過ぎる…そして朝5時前には起きてお祈り…常に寝不足!?それもあってかラマダン中のあいさつでは「ラマダンどう?」「疲れたよ~」なんて言葉がよく交わされていました。
②ラマダン中の食事
タンダルマ(デーツ)タンダルマ(デーツ)ラマダン中の食事には一つ特徴があります。それは「ンドグ」と呼ばれる日没後の最初の食事です。ンドグには食べる順序にいくつかきまりがあります。まずはあたたかい飲み物(だいたいコーヒーと牛乳)を飲みます。次にタンダルマ(デーツ)を1,2個食べます。それからメインのパンを食べます。パンにはバターやチーズ、ソーセージ、ツナなどをはさんで食べます。「日中何も口にしていないから、胃をびっくりさせないためにこうやって食べるんだよ」と教えてくれました。夜ご飯は普段と同じようなチェブジェンやヤッサを食べます。(セネガルの普段の食事についてはまた今度紹介します)
ラマダン期間中は普段よりも頻繁に食事に誘われます。今日はどこでンドグ食べるの?うちにはいつ来るの?とたくさん声をかけられます。頑張って1日飲み食いせずに過ごした後のンドグにはとてもありがたみを感じました。
③「ヤンギウォー?」「マンギウォー!」で褒められる
突然なに?と思った方、すみません。日本語にすると「断食やってる?」「やってるよ!」という会話です。ラマダン期間中毎日何度も(人と話すたびに)この会話をしました。断食をしてるよって言うと「嘘だ~」「本当に?」と最初は聞かれますが、「本当だって!朝5時から何も食べていないよ」と答えると「ブラボー!」「やるなー!」と一体感を持って迎えてくれます(笑)
④ラマダン期間終了のお祭り「コリテ」
ヤッサギナー ラマダン期間が終了した翌日には「コリテ」というお祭りがあります。コリテではラマダンが開けたことをお祝いして豪華なご飯を食べます。(セネガルのお祭りはたいてい豪華なご飯を食べることがメインです笑)コリテのメインは「鳥」とにかく鶏肉を食べます。朝10時ごろにお祈りをして、そのあとはじめのご飯「ラー」を食べます。ラーとは、クスクスみたいな穀物を炊いたもので、それにヨーグルトやピーナツソースをかけて食べます。その間、朝から厨房では女性陣が総出で食事の準備をします。たくさんの鳥を豪快に料理していきます。そしてお昼14時ごろ、みんなでヤッサギナー(直訳すると玉ねぎソース鳥)を食べました。みんなでおしゃべりしつつ、食後のアタヤ(ものすごく甘いお茶)を飲んでのんびり。ちょうどワールドカップのグループ予選がやっていたので一緒に観戦。そうやってご飯を食べてのんびり過ごすのがセネガルのお祭り。夕方からは子どもが着飾って近所の家を回ってお小遣いをもらいに行きます。そしてマルシェは夜遅くまで若者であふれていました。日本のお正月みたいだな、と感じました。コリテ当日は合計で3件の家を訪ねたため、胃がこれでもかというくらい鳥でいっぱいになりました(笑)
はじめは長いと思っていたラマダンの1か月。終わってみればあっという間でした。わたしは学校のある平日だけ断食をする「なんちゃってラマダン」でしたが(笑)それでも日中授業をして、声をたくさん出した後に水が飲めないことは本当にしんどかったです。食べないことは平気でも水が飲めないのはつらい!
長くなってしまいましたが、以上、わたしの初ラマダン体験でした。それでは、また!「バベネニヨーン!」
ラマダン中の料理写真館①
スパイスをつぶして混ぜている様子
魔法使いの杖のようなお玉で鍋をかき回す
大量の鶏肉を一度に煮る!
ラマダン中の料理写真館②
ンドグ後の夜ご飯の様子
ラールトゥリー(ピーナツソースをかけたラー)
第4回 「セネガルのプレハブ校舎事情」H30.11.19
Bonjour ! Assalaamareikum !今回はセネガルのプレハブ校舎事情についてお伝えしたいと思います。
時は少しさかのぼり10月の頭、新学期が始まる直前、職員会議のために久しぶりに学校へ行くと、校庭の奥に何やら小屋のようなものを立てている…??
先生に聞いてみました。
「Ça c’est quoi ?(あれは何?)」
「C’est l’abri provisoire.(あれはプレハブ校舎だよ)」
abri : 避難所・待避所、待合所、仮小屋・バラック provisoire : 暫定的な・一時的な・臨時の・仮の
辞書で調べると以上のような意味だったので、校舎建て替えの時に使うプレハブ校舎のようなものだな、と解釈しました。
小屋が完成して満足げなムッシュええ!?この小屋が!?
どうやら4年生の人数が80人を超えそうなため、2クラスに分けるとのこと。なるほど、それはとてもいいことだ!が、この教室はすごい…新学期が始まったらどうなるのか…
新しい教室での授業の様子そして始まった新学期!1週間ほどは子どもの登録などでバタバタします。プレハブ校舎にも机といすが運び込まれ、いよいよ授業が始まる予感が…!!
(泣)ムッシュの頑張りが……しかし、ある朝学校へ行くと衝撃の光景が!バッキバッキとプレハブ校舎を壊しているではありませんか!いったいどういうこと!? ここでは陽が当たって暑くて集中できないからね、場所を移動させるんだ」って…作る前に気づきたかったですね!
2日ほどかけて解体と再建設が行われ、5年生と6年生の教室の間の空間に新たに教室が誕生!とても狭いですが、黒板もあって何とか教室と呼べる空間になり、ほかのクラスに比べて開始は遅れたものの無事に授業が始まりました。
2クラスに分けられ人数が40人となったため子どもへの目も行き届きやすくなりました。新教室へ移行して2週間ほどが経ち、日々授業が行われ、子どもも先生も落ち着いてきた様子。この教室もなかなか悪くないな、と思っていたそのとき、事件は起きました。なんと教室に大きなトカゲが出現したのです! …え?それだけ?? いえいえ、そのトカゲ、畑によく出るとても大きなトカゲで、体長は30cmほどもあるのです。そして不幸なことに先生はトカゲが大の苦手でした。先生は叫び子どもはトカゲを追いかけまわし、教室内は大混乱!
その一件の数日後、担任の先生の訴えにより職員会議が開かれ、4年生82名は1クラスにまとめられ、プレハブ校舎は使用中止という決定が下されました。わたしはプレハブ校舎の風景が気に入っていたので少し残念ですが、落ち着いて学べる空間にはかえられないですね。1クラスに82名というのも学習環境としてはとても厳しいですが…
1年生に上がれなかったけど毎日教室をのぞきに来る子子どもの数に対して教室の数と先生の数が足りていない現状。この学校は1クラスに最大87名の子どもがいて、教室の余りもありません。今年度1年生に上がるはずの年齢の27名の子どもたちが、定員オーバーの関係で入学を1年見送らなくてはなりませんでした。そんなことある!?ということが起こってしまうセネガル。1人の先生で80名以上の子どもをみるのは至難の業。当然全員はケアしきれません。教えることは上手なので、人数の問題がクリアできればすべてがうまくいく気がする…
といっても今は現状で頑張るしかないのが事実。体育の授業は毎回「運動会練習か!!」と思いながら行っています。
次回は体育の授業の様子を紹介したいと思います!それではまた、Ba beneen yoon !