人と書店を結ぶ「御書印」

2021-07-07 14:15 | by 松岡(主担) |

 今月は学校図書館とも決して無縁ではない書店さんのすてきな取り組みについてご紹介します。

 「御書印」というものをご存知でしょうか。神社やお寺を参拝した証としていただく「御朱印」に名前が似ています。「御書印プロジェクト」は「人と書店を結ぶ印」として2020年3月1日より始まったプロジェクトで、全国にある御書印参加店を訪ねると、訪問した日付とオリジナルの書印、そして書店の個性が光るメッセージや本の一節などを記帖してもらえる(有料/200円程度)という取り組みです。

 2021年7月時点で304の書店が参加しています。参加店一覧(https://t.co/W3kPshyLTz?amp=1)を見ると全国各地に参加店があり、今はなかなか難しいですが旅の目的の一つに本屋さんを訪ねて御書印をもらう、という楽しみもありそうです。もしご近所に参加店がありましたらこの夏に訪ねてみてはいかがでしょう。

 御書印プロジェクトについては公式Twitter(https://twitter.com/goshoinclub)やnote(https://note.com/goshoin/)で詳細を見ることができますので、ぜひご覧ください。

 記事の掲載にあたり、御書印プロジェクト事務局に問い合わせをしたところ快諾いただき
書店も1軒、1軒、よく見るととても個性豊かです。
この御書印に導かれて、初めて入る本屋さんで、いつもと違う本と出会ってくださればうれしく思います。」
とのコメントも寄せてくださいました。



表紙のヒエログリフは「I Love Book」と書かれているそうです。
 書店を訪ねる一番の目的は本を購入することではありますが、それぞれの書店の品ぞろえや陳列の仕方、ディスプレイやポップなど、図書館でも真似をしたくなるヒントがたくさんあります。
 
 まだまだ御書印初心者の私ですが、今後、安心して遠出もできるようになったら訪ねたい本屋さん、そして、近くにあるけどまだ行けていない本屋さんも多くあるので、ゆっくりと楽しんでいきたいと思っています。













来店が楽しみになるすてきな御書印
(左)草舟あんとす号 東京都小平市
(右)よもぎBOOKS 東京都三鷹市


 昨年度に続き今年度も実施は中止となっていますが、中学・高校の学校図書館が実施する学校図書館スタンプラリーも学校見学を兼ねて学校図書館を訪ねるきっかけになるすてきな取り組みです。再開を願いつつ、本データベースで紹介した過去の記事をリンク付けします。
第8回東京学校図書館スタンプラリーに参加します!(2019年7月6日 学校図書館トピックス)
 尚、リアルスタンプラリーは見送りましたが、今年も「東京・学校図書館スタンプラリーのHPでは、学校司書が選んだ小中高生におすすめの本を載せた「本といっしょに、ステイホーム」の冊子を公開しています。また、秋の図書館総合展にも参加予定です。あわせてご覧ください。
(東京学芸大学附属小金井小学校 司書 松岡みどり)

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