中等教育専攻[B類]書道コース


書について学び、その魅力を伝える。
書の実技、歴史、理論、鑑賞、指導法について、幅広い視点から、深く学ぶことができます。書の歴史や文化、書の表現や教育についての総合的な力を身につけ、高度な専門性と豊かな人間性を備えた高等学校芸術科書道の教員を育てることを目標としています。


[4年間の学び]
1年次には、書や書写・書道教育の基礎について学ぶ科目、書道実技の技能を高め、書道史についての理解を深める科目、日本文学や中国文学、国語学の基礎を学ぶ科目を履修します。2年次には、書道実技や書道史、書の鑑賞に加え、書道科教育法など、書写・書道教育の理論や指導法について学ぶ科目の履修がはじまります。また、国語の各分野についても、演習の授業を通じてさらに深く学んでいきます。3年次の春学期には、教育実習の事前指導が行われます。秋学期には附属学校での教育実習があり、それまでに学んだ知識や技能を生かして、高等学校芸術科書道や中学校国語科の授業を、実際の生徒を前にして行います。また、卒業研究(作品制作と卒業論文)に向け、作品制作や学術研究の方法を学ぶ科目の履修がはじまります。4年次には、卒業研究に取り組みます。卒業研究は、作品制作研究と卒業論文の執筆からなり、4年間の学びの集大成として、「漢字の書」「仮名の書」「漢字仮名交じりの書」の3分野の作品制作と、書写・書道教育や書学・書道史についての論文執筆を行います。授業での学びや、授業外での学書や作品制作を通して、書の文化や歴史、書の表現や教育について、幅広い視点から深く学び、子どもたちや社会に向けて書の魅力を伝えることができる人になってほしいと考えています。


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