2021年度秋学期 全学留学生対象日本語科目シラバス

日本語1 総合B

稲田 直子(いなだ なおこ)木2

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものを総合的に理解し、意見や感想を交換できるようになる。
内容
クラスで共通のテーマを決め、テーマについてテレビ番組を見る、新聞を読む、話を聞くなどして知識を得る。その上で、ディスカッションを行ったり、伝えたいことを決めて発表を行ったりする。テーマは「防災」を予定しているが、クラスで相談して決定する。
テキスト
プリント配布
成績評価方法
授業への参加度30%,宿題30%,期末課題(発表・提出物)40%

日本語1会話B1/表現法D(口頭コミュニケーションⅠI)

南浦 涼介(みなみうらりょうすけ)月1 対面授業(S107教室)

目標
この授業では、「笑い」と「文化」の関係に視点をおいて、「漫才」を留学生でつくり、実際に行います。それを通して、観客に対話のおもしろさを考え、実際に表現していくときのことばのありかたを考えていきます。
内容
上記の目的を,吉本所属の国際夫婦漫才コンビのフランポネさんとの協働で進めていきます。
プロジェクトワーク形式で進めていきます。
1)漫才の日本語を体験する(第2回 吉本の漫才コンビフランポネさんとの協働)
2)漫才の日本語の脚本を分析し,笑いのしかけ,フリ-ボケ-ツッコミなどの会話のジャンル形式を理解する(第3回)
3)ペアで漫才の台本をつくり,練習して実演する(第4回~第7回 実演時は吉本のフランポネさんの講評付き)
4)改めて台本を考えなおし,漫才台本をつくり,練習する(第8回~第13回)
5)G1グランプリを開催し,Zoom上で学生たちに漫才の披露をする(第14回 吉本のフランポネさんからの講評付き)
6)ふり返りを行う(第15回)
テキスト
特に事前に指定はしません。授業内で指示します。
成績評価方法
1)授業時のふり返り
TEAMSでふり返りを投稿に対する返信形式で行っていきます。
目的 学生同士の考えや状況の報告を互いに共有することで,理解や活動のくふうなどを深めていくために行います。
2)漫才の台本と実演
第7回及び第14回での漫才の台本と実演。
3)全体のふり返り
第15回のときに,笑いと文化の関係性について,自分たちが取り組んだ漫才の経験をふまえてレポートをして共有します。
・期末課題 40%

日本語1会話B2

荒巻 朋子(あらまき ともこ)木3

目標
複雑で、抽象的なことが話せ、相手や場面に応じた適切な話し方ができる。まとまった内容の抽象的な談話、専門的な談話が理解できるようになる。
内容
TV番組・動画等の実教材を用いて、それらを深く正確に理解すると共に、簡単なスピーチ能力、得られた情報を第3者に伝える力、ディスカッション能力、プレゼンテーション能力等を高める活動をする。学期中に発表、クイズ、試験がある。
テキスト
プリント配布
成績評価方法
試験・クイズ:40%、課題・発表:40%、授業参加度20%

日本語1 講読B

新谷 あゆり(しんや あゆり)金4

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが読めるようになる。
内容
短編・長編小説を展開や結末を想像しながら読む。小説の結末を書く。語彙・表現を学習する。
テキスト
『阪急電車』有川 浩(ありかわ ひろ)(幻冬舎文庫)
成績評価方法
出席・参加度20% , 課題40%,  小テスト・期末テスト40%

日本語1 作文B1

横山 和子(よこやま かずこ)月3

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが書けるようになる。
内容
各自テーマ(=伝えたい事柄)を決めて論理的な文章を書いていく。具体的には説明文、意見文を中心にこれらに必要な表現(図表の説明の仕方、引用の仕方、など)を学ぶ。また、作文をお互いに読み合い、意見交換をすることでテーマについての理解を深める。
テキスト
プリント配布
成績評価方法
授業への参加度20%、課題提出30%、文章50%(内容・日本語の正確さ) 

日本語1 作文B2/表現法 B(ライティングⅡ)

北澤 尚(きたざわ たかし)木1 遠隔授業(Zoomオンライン)

目標
現代日本語の表現の諸相を具体的に学び、アカデミックライティングにおける適切な日本語を使用するための実践力を身につける。
内容
留学生及び大学生として必須な日本語表現力を養うための授業である。この授業では文章表現(特にアカデミックライティング)を中心に取り上げる。具体的な内容は下記の「授業スケジュール」を参照すること。演習科目である。毎回、授業後に課題を出し、次回までに提出してもらう予定である。なお、春学期が基本編であったのに対して、秋学期は応用編である。実際に論文を提示し、添削の過程を通して、実践的に論文作成の技法を習得してほしいと願っている。また、履修者自身に小論文を執筆してもらい、その文章表現を添削する予定である。
テキスト
まず、石黒圭(2012)『論文・レポートの基本』(日本実業出版社)で、アカデミック・ライティングの基本を確認する。その後は、教員が作成した資料を配付し使用する。
成績評価方法
出席状況、毎回提出のレポート課題の内容、授業時の積極的態度の有無などを総合的に評価する。

日本語1 文法B

石崎 晶子(いしざき あきこ)火2

目標
上級の文法項目を習得する。
内容
中級以上の文法表現の使い分けができるようになることを目指す。
・文章の中で使われている文法や、それが表すニュアンスを学ぶ。
・機能語や文末表現の使い方を整理し、短文作文を行う。
テキスト
プリント配布
成績評価方法
課題 60%、参加度40%

日本語1 漢字B

笹目 実(ささめ みのる)月2

目標
1000字程度の漢字およびそれを使った語彙の運用力をつける。
内容
『INTERMEDATE KANJI BOOK 漢字1000PLUS VOL.2 』 第4版の偶数課を学ぶ。2,4,6…14,16。基本的には、教科書に沿って授業を進める。毎回、漢字小テストを行う。漢字の読みと使い方を中心に学ぶ。できるだけ文の形で学ぶ。
テキスト
『INTERMEDIATE KANJI BOOK 漢字1000PLUS VOL.2』第4版
成績評価方法
授業参加度50%、小テスト30%、課題20%

日本語 1  聴解B

横田 亜朱紗(よこた あずさ)金3

目標
複雑で抽象的な談話の流れが聞き取れるようになる。
内容
ニュース、ドキュメンタリー番組、対談、講義、スピーチ等の動画や音声を扱う。聞き取った内容や情報を理解すると共に、自らの言葉で再構築して他者に正確に伝える練習も行う。初回授業時に受講者と相談の上、具体的に視聴するものを決定する。
テキスト
プリント配布
成績評価方法
授業参加度 50%、期末試験 50%

日本語1 特別演習B[ドラマで学ぶ日本語]

宮本 典以子(みやもと ていこ)水1

目標
まとまった内容の抽象的な談話の流れが理解できるようになる。自分の考えを伝えることができるようになる。
内容
ドラマや映画を鑑賞し、実践的な話し言葉を学ぶ。取り上げる作品は、学園をテーマとしたものを中心に、詳細は協議して決定する。言語表現の学習、作品についてのコメントはピア活動とする。アンケートシート提出、プレゼンテーションも適宜行う予定。
テキスト
プリント配布
成績評価方法
授業参加度50%、提出物50%

日本語1 特別演習B[ビジネスで学ぶ日本語]

福島 恵美子(ふくしま えみこ)木4

目標
ビジネスに必要な日本語の表現を身につけ、日本語を使用するビジネス現場で求められるコミュニケーションの力を養う。
内容
ビジネス現場で見られる少し複雑なコミュニケーションについて学習する。具体的には、連絡する、相談する、説得するなどである(先学期とテーマは異なる)。ビジネス文書を書いたり、商品企画などのグループ活動も行ったりする。1月に発表を行うがテーマは相談して決める。
テキスト
プリント配布
成績評価方法
授業参加度(出席・授業態度)40%、課題(宿題を含む)20%、テスト20%、発表20%

日本語1/2特別演習B[プロジェクト]

伊能 裕晃(いのう ひろあき)金2

目標
日本人学生とのディベートやグループ活動を通して、日本語の総合的な運用能力を高める。
内容
日本人学生と一緒に日本語でディベートを行う。この授業は学芸大の日本人学生のための授業「学芸フロンティア科目F」と合同で行う。日本語でディベートを行う方法を基礎から学んだあと、最初は身近なテーマでディベートを行うが、学期の後半には、現代社会の様々な問題について、資料を調べ、準備をして、ディベートを行っていく。
ディベートは、教室あるいはオンラインで行う予定。コロナの状況によっては、ワークシートに書く、チャットを使用するなど、授業の方法が変わる場合がある。
テキスト
プリント配布
成績評価方法
出席、授業の参加度40%、課題30%、ディベートの評価30%