一般参加で前年の建築のベスト1を選ぶ「みんなの建築大賞2024」（主催：みんなの建築大賞推薦委員会、協力：文化庁）において、この度、2023年に本学の構内に完成した「HIVE」（東8号館）が「大賞」を受賞しました。
「HIVE」は、本学とMistletoe株式会社が推進する「Explayground」の拠点として、VUILDの設計により建設しました。葉脈のような構造が特徴的なこの建物は、Biesseという大型の3D木工機械を活用し、1000以上の木材パーツ一つひとつが異なる形状からなる、とてもユニークな構造となっています。
見学も自由にできますので、ぜひ、本学小金井キャンパスまで足をお運びください。
また、今回の「みんなの建築大賞2024」の「大賞」を機に、「みんなで考え、創りつづける、完成のない建物」である「HIVE」を周知し、考え、創り続ける仲間を募るために、クラウドファンディングを開始しました。
「HIVE」に関心がある、面白そう、自分も参画したい、応援したい、という方は、以下のURLよりクラウドファンディングへのご支援をお願いします。
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＜HIVEのコンセプト＞
学芸大内に出現した「HIVE」は、簡単に言うと、「3割しか完成していない、何に使うのか、また今後どのようになるのかがあらかじめ考えられていないオープンエンドの建物」です。今後、全学的に使い方をみんなで探り、教育のイノベーションを起こす起爆剤にするものです。教職員、学生、小中生など誰もが参加することのできる「HIVEイニシアチブ」のスタートです。これまでの「完成された校舎」という概念を徹底的に崩して、無駄の出ないエコシステムや持続可能性という思想を具体化するとともに、「創り続ける」ことができる建物の可能性に挑戦する、おそらく日本の大学では初めての取り組みです。この建物は、単なるモニュメントではありません。その設計から構造の考え方、建て方など、すべて全く新しいアイデアで建設され、意図的に未完成の建物として、これからの創造のプロセスを促すために「わざと投げ出されている」未来の教育の卵です。
