21CoDOMoS を使った研修・授業のあり方
21CoDOMoSでは,学校の教員や教員を目指す学生を対象に,子どもたちのコンピテンシー(資質・能力)を育成する授業のあり方を学び,考えるための授業動画を配信しています。
21CoDOMoSを教員研修などで使う際には,「個別学習型の研修」と「公開授業型の研修」の2つの方法があります。このうち,より効果的な方法は公開授業型の研修です。本ページでは,公開授業型研修の実施方法について,いくつかのパターンを紹介します。
公開授業型研修の実施方法
21CoDOMoSを用いた公開授業型の研修は,1)授業動画をどのように見るか,2)どの授業動画を見るか,3)どのような形態で行うか,により様々な実施パターンを考えることができます。
1. 授業動画をどのように見るか
- 全体視聴形式
- プロジェクターなどを用いて,参加者全員で1つの授業動画を見る
特徴
実際に授業を見ているような臨場感を得ることができる
- グループ視聴形式
- 参加者をいくつかのグループに分け,グループごとに授業動画を見る
特徴
グループ内で意見交換をしながら,授業を見ることができる
- 個別視聴形式
- 人数分のパソコン等を用意して(または自宅などで),参加者各自で授業動画を見る
特徴
それぞれのペースや関心に合わせて,授業を見たいように見ることができる
2. どの授業動画を見るか
- 全ての参加者が同じ授業を見る
-
特徴
特定の授業をもとに深く考えたり,議論をおこなったりすることができる
- 参加者が同じ教科の異なる授業を見る
-
特徴
専門が同じ参加者どうしで,授業方法を比較しながら,コンピテンシーの育成について考えることができる
- 参加者が異なる教科,学校種の授業を見る
-
特徴
教科横断的な視点の獲得や,教科等の違いによらないコンピテンシー育成の方法を考えることができる
3. どのような形態で行うか
- 一カ所集合型
- 講師も参加者も一カ所にあつまって研修を行う
特徴
特別な準備が少なく,講師,参加者ともに慣れ親しんだ方法で実施できる
- 分散会場型
- 複数会場で授業動画の視聴やディスカッションを個別に行い,WEB会議システムなどで議論した内容の共有などを行う
特徴
対面形式の研修を,自宅などに近い会場で受けることができる
- 完全オンライン型
- 21CoDOMoS で授業動画を見て,WEB会議システムでディスカッションなどを行う
特徴
参加者各自の自宅や職場で,研修を受けることができる
公開授業型研修の実施事例
これまでに21CoDOMoSを用いて行われた教員研修や教員養成教育(教職課程)の実践例をまとめた資料を参照できます。ぜひご参考にしてください。