現代GP参加の5つの平成18年度プロジェクト学習科目について、今年度前期 に行なわれた「総合演習」の成果報告会が7月31日に実施されました。 各学習科目チームより1〜2名の担当教員が、授業を通した学生の学びの成果 と地域との関りについて口頭発表を行いました。その後チームごとにブースを設 けて、参加者との質疑応答および交流を行ないました。
「地域のなかの今どきの子ども」テーマからは、中澤智恵准教授より今年7月7日 に開催された学生による地域の小学生向け遊びイベントについての成果報告がな されました。イベントの企画・実施を通して、地域と学校の連携に活きる実践的 な指導力が学生たちの中に培われたことが報告されました。
「フィールドワークへの誘い」テーマでは、高田滋教授と清水洋行准教授より、 基礎科目・応用科目・総合演習という1年半に渡る授業の流れと内容について解 説がなされ、学生たちが班別に行なった「子どもと公共施設」「外国人・留学生 とエスニシティ」「郷土の歴史・文化・自然・食」「地域と商店」という各テー マ でのフィールドワーク活動とその成果についても報告が行なわれました。
「多摩川流域の自然史」テーマでは、高橋修准教授より、流域の動植物や化石・ 地層に学生が実際に触れながらフィールドワークを行い、科学的思考力を身につ けながら、野外観察授業の立案、企画、実施にいたる問題点を整理し、解決策を 検討する、といった授業科目全体の流れについて説明がなされました。また実際 の実習の内容とその成果についても報告がなされました。
「多摩川流域における知的探検」テーマでは、小泉武栄教授より、授業全体の説 明と総合演習における各受講学生の研究・発表テーマの紹介がなされた。また大 石学教授より、応用1「多摩川流域(武蔵野・多摩地域)の歴史環境」の授業報 告がなされ、江戸東京たてもの園等の協力を得て学生が地域探索を行い、その成 果を報告書にまとめるに至った経緯とその内容について紹介がなされました。
「東京の自然・文化」テーマでは、樋口利彦教授より授業全体の狙いや流れにつ いて説明がなされた後、学生が作成した川のプロモーションビデオや、東大和市 狭山緑地での実習をもとにした自然ガイド冊子「ネイチャーティーチャー」など の紹介がされました。また原子栄一郎准教授より、西東京市で学生が行なった高 齢者との交流実践についても報告がなされました。
【予告ページ】
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