日記?雑記?

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Fredag den 28 juni
 もう9割5分方、片づけも終わっているのに、残りのあとちょっとで足踏み。疲れた。逃避行動。。。今日、結局、観念して、もう1箱段ボールで発送したんだけれど、でもやっぱり重いスーツケース。階段を持ち上げるだけで息が切れるって何キロよ。。。
 すでにスーツケースだけホテルに持っていき、チェックインをすませた(最後の夜はホテルに宿泊)。受付で、日本人女性2人と出くわす。「あら旅行?」「いえ勉強で。。。」「あら、学生さん?いいわねぇ〜」。私も適当にあしらおうと思って、「勉強」なんぞという単語を使ったのがいけなかったなと思ったけれど、なんというか、「いい年してお気楽なものねぇ」みたいな見下すような態度はやめてください。この10ヶ月、言葉に苦労したからか、nonverval communicationや醸し出す雰囲気・態度に敏感になった気がする。。帰ったら敬語使えるかな、これも心配。
 スウェーデンでのHP更新もこれが最後。だんだん名残惜しさが募ってくる。さ、片づけと掃除を仕上げてホテルに移動するとするか。ただいま18時。この後のHP更新、どういう形にするか、飛行機の中で考えることにしよう。
 これまで独り言に近い内容を読んでくださった方、どうもありがとう!Tack ska du ha!!


Torsdag den 27 juni
  やっと荷造りの終わりが見えてきた。スーツケースはどうも30kgを超えているような気がする。パソコンなどは機内持ち込みの範囲の別の鞄(カート付き)で、たぶんこれも10kgくらい。。さらに、リュックに着替え・化粧品・小物、これに買い物したタックス・フリーの手荷物。計4。うーっむ。オーバーウェイトとられるかも。まだおみやげ買わないといけないのに。。。
 土曜日は朝ヨテボリを発つので、残すはたったの1日。洗濯、掃除、それに買い物をしなくては・・・。だというのに、まだお別れのランチの約束をしてしまっている。日本だと、同僚全員で送別会をして終わり、というところが、どうもスウェーデンでは個別対応な気がする。たぶん、夏休みに入ったから自宅へ呼ぶ余裕もできた、という事情からだと想像するんだけれど、6月に入ってからほんとうにご招待が多かった。そして、それはスウェーデン人の「自宅」や暮らしぶりをうかがう良い機会だった。ある人から、スウェーデン人が客を呼ぶときは精一杯掃除をするのよ、と聞いたことがあるが、それを差し引いても、どの家も、住む人のこだわりと好みがうかがえて、感心しきり。生活に芸術が溶け込んでいるというか。階段に絵を飾っている人の多いのがとくに印象に残った。そして家具や調度品は、新しいものばかりをよしとしない。スウェーデン人は長い冬をいかに快適に自宅で過ごすかに腐心していると説明されるが、客であっても、そこにいるのが居心地よく感じられるくらいだった。自分がいかに味も素っ気もない家に住んでいたか、つくづく思い知らされた。嘆息。帰国したら家探しだけど、自分の要求高くなりそうでこわいなぁ。 


Tisdag den 25 juni
  午後、Avenynを歩いていたら、スケボーを担いだ男の子(中学生くらいに見えた)に、「ちょっとお願いがあるんですけど、、、」と話しかけられた。何だろうかと思い、「英語で言ってくれない?」と返したら、「たばこを買うお金をちょうだい」みたいなことを言われた。よく意味がわからなくて何回も聞き直してしまったあげくに、小銭もあげずに別れた。はっはっは。スウェーデンでは始めての経験だ。それも、子どもに。まだタバコ吸っていい年齢にも見えなかったし。
  それにしても、荷造りが終わらない。。。スーツケースも、もうすでにいっぱい。うーむ。どうやって詰め込もうか。
  話は違うけど、この1ヶ月ほど、レートがどんどん悪くなっていっている。買い物したいのに哀しすぎる。買っても荷物が増えるだけなんだけど。


Ma。ndag den 24 juni
  20Kgのカートンボックスを手引きカートで引いて、郵便局通い。今日は片道徒歩約15分の道のりを2往復。筋トレのようだ。郵便局員さんともすっかり顔なじみ。入れ忘れた荷物を取りに戻るために、一時預かりまでお願いしてしまった。書籍は20Kg、料金先払いのカートンボックスは10Kgが最大の重量なんだけれど、500gのオーバーくらいだったら、受けてくれたりする。このあいだは、ちょっとずつ荷物を抜いて調整などしたんだけれど。
  で、ふと気が付いたことに、私の帰国日は、サッカーW杯の決勝戦の日。何時開始だろう。空港、ちょっと混んでそうだなぁ。杞憂だといいけれど。


So:ndag den 23 juni
 Helsingborgの友人(のおばあちゃん)宅から帰宅。夏至祭(Midsommar)の2日、泊めていただく。夏至祭のとき、スウェーデン人は、シルと新じゃがのお料理を楽しみ、ポールの周りを踊ってまわり、歌を歌ってはSnapsをあおる。踊りは、日本の盆踊りのようなノリかなぁ(だいぶん違うような気もするけど)。
 疲れたので今日はこれだけ。


Tisdag den 18 juni
 今日も飲み食い(^^;)。研究室をシェアしている2人を、flatに招く。が、うち1人が発熱のため来られなくなったので、もう一人のパートナーも一緒にと誘い、来てもらう。夕方、突然の雷雨。チキン南蛮をしたかったが、かれらは鶏肉・牛肉のだめなベジタリアンなので、白身魚に変える。これに、ムール貝の酒蒸し。なんか、冷蔵庫があまり冷えてなかったみたいで、ムール貝が結構口を開けていて、氷で冷やしてもだめだったので、万が一を考えて半分近く捨ててしまう。うう。彼女が昨日35歳の誕生日だったので、ケーキも買う。こちらではいわゆるスポンジケーキはまず見かけない。別に甘系ってわけじゃないけど、帰国したら、ショートケーキ食べたいなと思う。かれらは、こういう変わった料理に果敢に挑戦してくれるので、いろいろ紹介しがいがある。自分たちで巻きずし作って食べようっていうくらいだから。
 さあ帰るかな、ってときに、再び雷雨。おまけに停電。室内の停電は初めてだった。雨は降り止まなかったが、雷が遠のいたので、かれらはなんとか帰っていった。

 話は昨日のことに戻る。。スウェーデン人の海水浴について。前に書いたけれど、スウェーデンの海辺には、日本で言う「海の家」的なものが一切ない。どこで着替えるのかな、どこでトイレするのかな、と不思議に思っていたら、昨日疑問が晴れる。回答1:タオル一枚でその辺で着替えてしまう。ちらっと見えることがあるかもしれないけど、それは見ないもの(それが礼儀ってことかな)。着替える側も、気にしない。。。おお。回答2:トイレは、その辺の茂みに行ってする。That's all. 私のたいそう怪訝な表情に、Uは、「昔の知り合いだった日本人女性も、おんなじ反応してたわ。彼女の個人的な反応かと思ったけど、Chieもそうだから、きっと日本の文化的なものなのね」。子どもの時は繁みでのトイレ気にしなかったけど、今は抵抗大だなぁ。。

 明日は、小学校教師をやっている友人からリクエストのあった「スウェーデン体操」について、大学の先生に会いに行く。別のところでちょっと質問したら、なぜかおおごとになってしまった。。本題と違うことには話がとんとんと運んでいくっていうの、なんだかちょっとつらいけど。


Mandag den 17 juni
 ここのところ、毎日、飲み食いに明け暮れているような気がする。。
 今日は、シル・パーティと称して、新じゃがとシルという組み合わせの、初夏の定番スウェーデン料理をごちそうになる。学期の終わりの懇親会という位置づけだ。秘書の方のサマー・ハウスに構成員全員お呼ばれ。小学校は夏休みに入っているので、お子さん連れの方2名。妊婦2名(修士の卒業生)。ヨテボリから車で1時間くらいのところだった。
 その後、スウェーデンの海岸沿いの風景を見せてあげようと、車で連れてまわってもらい(地名を忘れたけれど、Kungsbackaにある館(お城)と、高級リゾート地?と言われているSa:ro:の後、そんなところばっかりじゃだめだから、一般の住宅地も、という感じで、かれら自身の生まれたアパートとか)、21時帰宅。
 ここに来てやっと、ハグに慣れてきた感じ。あと、やっと日本のことも、あれこれ関心持って質問してもらえるようになったかなぁ。周りにいるのはジェンダー研究者たちだけど、やっぱり日本の宗教(仏教)のことなんか、すごく関心あるみたい。漢字もね。
 そういえば、先週お会いした日本学術振興会の方からいただいたおみやげというか記念品は、輪島塗の箸2膳だったんだけど、青系長め、赤系短めの組み合わせだった。Uは、一目見て、「私が青い方使うわね!」と私にウィンク。むちゃポイントつかむのが早かった。そういう習慣はこちらにはなさそうだけれど。

 話はサッカーに戻る。先週土曜日、招かれたアリンソースの教授宅からの帰り道、列車の中は高校生くらいの年齢の男女がたくさん乗り込んできて(ちょっと酔ってた?)にぎやかななか、突然、話しかけられる。「どこからきたの?」「日本!?」「日本もなかなかやるじゃん。イナモート、ナカタ、はすごいね!どこでもやっていけるよ!(いや、一応、もう海外に出てるんだけどね)。」。でも、日曜日にスウェーデンは負けたから、盛り上がりももう終わりだろう、きっと。聞いた話では、現閣僚の一人が元サッカー選手で、スウェーデンが負けてインタビューに答えたとき、まるでお葬式のような服装をしてたんだそうな。
 で、その後、ヨテボリについたら、うちの近くでデモやっていた。昨年のEUの会議時、デモの学生に警官が発砲するという事件があって、それから丸1年、ということらしい。見るからに小学生くらいの子どもも参加していた。全般に大学生か、Gymnasietくらいの年齢中心だった。23時。デモの先頭で警備?にあたる警官は、だいたい2人一組になっている。暗くてよく見えなかったけれど、女性の警官もいたようだった。

 話がとびとびだけど、このへんで。


Fredag den 14 juni
  0時を過ぎているけれど、サッカーの日本とチュニジア戦(録画)をテレビで見ている(横目で見ながらこれを書いている)。夜のサッカー特集で、今日1日の試合を全部振り返った後、日本の試合(だけ)を最初15分くらいカットしただけで、全部放映している。やっぱり、日本の予想外の善戦に驚いている、っていう雰囲気が漂っているような。
  試合放映開始前のちょっとした解説には、日系のサッカー選手と思われる男性が出演していた。Stefan Ishizakiとかいう名前だったような。機会があったら、日本でサッカーしてみたい?というようなことを質問されていたようだけど、気のせいかも。
  私の周りは、サッカーに関心ない人が多い。Lにいたっては、「日本でやってるの?ああ、それで、やたらJapanっていってると思った」。おお、そこまでか。マッチョ、あるいはナショナリズム、の象徴という言い方をしていた。


Onsdag den 12 juni

 ここのところ、毎日忙しい。夏至祭(midsommar)以降は夏休み態勢、ということもあって、「お別れの前の」eventが盛りだくさんだから。
 前に書いたとおり、月曜日は、Haga badetでの会食、夜は同僚宅に招かれ夕食。
 火曜日はいつもの月曜ランチの振り替えで、中澤担当。手巻き寿司をつくる!鍋でごはん炊くのがちょっと手間。前夜の準備中、なんとうっかりすっかり焦がしてしまったので、炊き直ししたし(とても焦げ臭くて食べられない状態)。夕方は、同僚のお子さんの終業式出席。
 で、今日は、日本学術振興会ストックホルム事務所の方を、ご案内というか、なんというか。しかしどうも、日本人に会うとしゃべり倒してしまうな。
 明日は、Ungdomsmottagningenで借りっぱなしのビデオを返しに行かなくては。夜は、研究室をシェアしている2人を招いてホーム・パーティ。ほんとは来週とか、最終週にしたかったけれど、2人とも休暇に出てしまうんだもの。しょうがない。
 金曜日は、教育学部の教授と、研究・活動報告とご挨拶をかねて、ランチ。
 土曜日は、教授のお宅に招かれている。Potatisfest! 新じゃが収穫祭、てところだろうか。ほんとうは、ヨテボリ郊外にある水彩画美術館にセンター長と出かける予定にしてたんだけれど、彼女の調子が悪く、予定変更とあいなる。笑顔もほとんどでない状態で、傍目にもほんとうにつらそう。
 来週の月曜日は、Institutionのメンバー全員が、秘書の人のサマー・ハウスにお呼ばれ。一応、私のお別れパーティを兼ねてくれる気持ちがあるみたい。
 ・・・こうやって書くと、なんともお食事会ばっかりだわ。とほ。しかし気を取り直して、明日のために、部屋の掃除をしなくっちゃ。


Tisdag den 11 juni

 今日、知り合いの子どもが通っているGrundskolanの終業式に同席した(明日から夏休みなのだ!)。16時から1時間くらいだったかな。教会のホールを借り上げての学芸会と言っていいかも(会場選択についてには、私の知り合いは大反対)。歌あり、ダンスあり、の楽しい会だった。選択科目の音楽を履修した子どもたちは、バイオリン演奏をした。ちょっと驚き。どう聞いても音の外れている歌を堂々と独奏した子どももいた。エレキギターとドラムのバンド演奏をした3人の男の子もいた。エレキギターを頭の後ろに乗せて弾くパフォーマンスも見せて、絶賛の拍手を受けていた。思わず「自分がやりたいって手を挙げるの?それとも先生がやりなさいっていうの?」と聞いたところ、知り合いの答えは「よくわからないけど、たぶん両方ね」。どの出し物も、異なる学年の混合だった。ということは、練習も混合だったのだろう。生徒数が少ないから実現できることかもしれないけれど。最後は先生方が、Astrid Lindgrenの著作の登場人物の扮装をして、例えば、生徒たちが歌うピッピの歌に合わせてパフォーマンス。なんていうか、盛り上がる「定番の歌」というのがあるんだな。日本だと何になるだろう??背中に羽をつけたKarl(?)の番の時なんか、生徒は歌うのも忘れて壇上できゃーきゃー歓声を上げて笑っていた。ほんと、ぜんぜん、堅苦しくないのよね。練習の時も叱られてなさそう。合唱の時も、何回も歌声が消えそうになったりして(笑)。
 あと今日は、6年生の卒業式(に該当するもの)も兼ねていたとも言えそう。名前をさらっと(全員)読み上げて、壇上に並び(人数多くないから)、一人ずつ一輪の赤いバラをもらっていた。義務教育のGrundskolanは9年生だけれども、日本の小学校と中学校と同じような感じで、6年生で一区切りがある。6年生までしかないGrundskolanも結構多いし、7〜9年生は学区ももうちょっと広くなる(数が少ない)。このGrundskolanも6年生までなので、最終学年を終わる子どもたちは学校ともお別れというわけ。
 私のように直接の保護者でない、親の友人たちも出席していて、なんというか子どもたちの周りの大人みんなで成長を見守っているような印象を受けた。(カメラやビデオを下げた保護者が多いのはいずこも同じ!?) 私なんて、知り合いの子どもからするとすごい不思議な存在だろうけど、私の前に自分の友達を連れてきて「min kompisの○○だよ〜」とか紹介されちゃって。スウェーデン語で会話できひんちゅうに。かれらきょうだいはエチオピアからの養子なんだけど、私のように外国(日本)から来た友だちがいるってことを、ちょっと誇りにしているようなところがあるみたい。「どうだい、顔が広いだろ〜」みたいな。(そう、かれらは、友だちに私のことをMin kompisと紹介するのだった。正確にはママの友だちなんだけどね。)ちょっとほほえましいような。以前、かれ(弟の方だけど)は、英語もどきの不可思議言葉で私に話しかけていたことがあるんだ。私は、一生懸命聞き取ろうとしてたのにさっ!わかんなくて当然だったよ。
 このあとは、近くの丘の上で、(全校規模で)Gril Partyがあったんだそうだ。なんというか、大規模なお楽しみ会だなぁ〜。


Ma。ndag den 10 juni
 今日は、Haga Badet(Haga 地区にあるbath house)でランチ。Institutionの皆は、そこの会議室(などというものまである)で、8時半から会議。その後、私も混ぜてもらって、そこのレストラン(!)でランチ。さらにさらに、その後は、思い思いにSwimming。スウェーデン語のbadaは、泳ぐと、お風呂に入るという両方の意味がある。ここのbadetは、かつて労働者層の銭湯の役目を果たしていて、今は、スウィミングプールというか、バスハウス。プールを想像すると違って、しいていてば、ホテルにあるプールみたい(利用したことないんだけど)。リラクセーションの長いすが置かれている部屋とか、もちろんサウナとかもあるし、別料金でマッサージ(フット・マッサージや、オリーブオイルの全身マッサージ)を受けられる。プールも、そんなにがしがし泳ぐためというより、ゆったりたゆたう感じ。顔を水面に上げて泳げない中澤にはちとつらかった(っていうか、そもそも泳ぐというより、おぼれないようにあがいておく、というのに近い)。
 帰りに明日担当のスープランチの材料買い出し。ふと見ると、公園のミニゴルフコーナーが盛況だった。大人35Kr,子ども28Kr。見ると、家族連れやカップルで、和気あいあいと楽しんでいる感じだ。なんか、いいなぁ、のどかで。。


・・・とここまで書いて、同僚宅にお呼ばれ。で、わかったのが、上記のHaga Badetは、会員制だった。もちろん、Guestとしても泳げるんだけれど、高いんだそうだ(っていっても、95krだそうだけど)。なるほどね。


ma。ndag den 3 juni
 昨晩、ノルウェーから帰ってきました。天気予報では、雨続きということだったので、寒さだけ気にしていったのですが、天候に恵まれ、すっかり日焼けしてしまいました。顔と手の甲だけ。。。日本は真夏のような気温らしいですが、ここヨテボリも陽ざしは相当きついです。帽子、買わなくては。


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