東京学芸大学 教育心理学講座

メニュー

カリキュラム

学校心理プログラムのカリキュラム―教育心理学とともに教職のための科目を学ぶ

学校心理プログラムの科目は,1)学校心理の専門科目,2)教職科目,3)教養科目の3つから成っており,4年間で126単位,約70科目を履修します。

「学校心理の専門科目」では,教育心理学の様々な理論・知見を学ぶための科目や,教育心理学の研究を行うための研究法の科目などが開かれています。

「教職科目」は小学校教員になるための科目で,教育の基礎理論や教職についての理解を深める科目,教育の様々な課題について先端的な内容を学ぶ科目(教育創成科目),そして,国語,算数,体育,音楽など全ての教科に関する指導内容,指導法の科目などが開かれています。そして,これらの科目で身につけた力を3年次の附属学校における教育実習Ⅰ(必修)と,4年次の一般校における教育実習Ⅱ(選択)を通じ,実践的に高めていくカリキュラムとなっています。「教職科目」は初等教育専攻(A類)の学生に共通の科目群で,ここの科目が一番多くなっています。

「教養科目」は,東京学芸大学の学生に共通の科目群で,大学生が教養として身につけておくべき様々な学問を学ぶ「総合学芸領域」の科目,そして健康・スポーツや語学の科目からなっています。

このように学校心理プログラムでは,小学校教員としての力を得るために,様々な科目を学ぶことになりますが,多くの学生はさらに中学校や高等学校,幼稚園等の教員免許を得るために,卒業に必要な単位以外の科目も積極的に履修しています。

1年生 2年生 3年生 4年生

学
校
心
理
の
専
門
科
目

心理学の知見や理論の
学習

心理学概論

発達心理学

人間理解の心理学

教育・学校心理学

授業実践の心理学

社会・集団・家族心理学

知覚・認知心理学

学校心理実践演習C

教授学習プロセスとその評価

学校心理実践演習A

学校心理実践演習B

感情・人格心理学

神経・生理心理学

学習・言語心理学

心理的アセスメントA

心理学の研究法

学校心理プログラム入門セミナー

心理学統計法Ⅰ・Ⅱ

教育・心理データ解析法

実験・観察研究法

質問紙調査法

教育心理学実験

学校心理学応用研究

卒業研究

教
員
に
な
る
た
め
の
教
職
科
目

教育の基礎理論や教職
についての理解

教育の理念と歴史

教育組織論

特別支援教育の理解

教育実践概論

教育心理学

教育課程の理論と実践

教育の方法とICT

道徳教育の指導法

特別な教育的ニーズの理解と支援

特別活動・総合的な学習の時間の指導法

教育相談の理論と方法

生徒指導・進路指導の理論と方法

教育の様々な課題 教育創成科目 教育創成科目 教育創成科目
小学校の教科内容・
指導法
 

初等国語科教育法~初等生活科教育法

国語科研究~生活科研究

教育実習・実践

教職入門

自己創造のための教育体験活動

授業観察演習

自己創造のための教育体験活動

教育実習Ⅰ

教育実習Ⅱ

教職実践演習

教
養
科
目

総合学芸領域

日本国憲法,人権教育,AI時代の情報

心理学・哲学・思想・文学・芸術

生活・地域文化・歴史・社会・多文化共生

自然科学・環境・情報

健康・スポーツ

ウェルネス概論

スポーツ・フィットネス実習

語学

英語コミュニケーション

初習外国語科目

学校心理専門科目の特徴―教育心理学の実践力を高める構造化されたカリキュラム

上で説明したカリキュラムのうち,学校心理プログラムに特化した「学校心理の専門科目」について詳しく説明します。

学校心理の専門科目は,「教育心理学の理論・知見を学ぶ科目群」と「教育心理学の研究法に関する科目群」の2種類からなっています。

「教育心理学の理論・知見を学ぶ科目群」は,教授学習,集団過程,子どもの発達,学校臨床,教育評価といった教育心理学の代表的な研究領域について演習形式で学習する科目(授業実践の心理学,学校心理実践演習A~C,教授学習プロセスとその評価など)と,教育心理学の基礎となる様々な心理学を学ぶ科目(心理学概論,発達心理学,知覚・認知心理学,社会・集団・家族心理学,感情・人格心理学など)から構成されています。

「教育心理学の研究法に関する科目群」では,学習や学級の諸問題についてデータをもとに考えられる教員となるために,教育心理学の研究法を学びます。この科目群は,1年生から4年生へと段階的に能力を高められるよう構造化されているのが特徴です。具体的には,1~2年次に様々なデータの分析法を学習し,2年次には,実験法,観察法,質問紙法といった心理学の基本的な研究技法を学習します。そして,これらで身につけた研究能力を,3年次の「教育心理学実験」におけるグループでの研究実践を通じ自分のものとした上で,それぞれが研究室(ゼミ)に配属され,各自の研究をスタートします。そうして4年次には,研究成果を卒業論文としてまとめ,最終的に発表会にて教員や後輩達の前で発表します。このように研究法に関する科目群は,下の学年で身につけた力を上の学年で実践する形で各科目が関連づけられており,様々な研究スキルを効果的に身につけることができるカリキュラムとなっています。

卒業論文作成までの道のり (教育心理学の研究法に関する科目群)