情報リテラシーというのは、情報を活用する能力ですが、そのためには読む書くということが重要なことでしょう。
「面倒くさい」と言って「読まない」「書かない」と言う子どもたちは、調べたことを伝達することも難しいでしょう。
そこで、一歩一歩子どもたちの読みを広げていこうと思っています。その一つとして、5年生に『岩波少年文庫を一冊ずつ読んで紹介をしよう』という取り組みをしました。この取り組みをする時、まず掲示して人に紹介することを伝えました。子どもたちはきちんと内容をとらえて読み、書きができたと思いました。
岩波少年文庫を選んだのは、
● 読み継がれてきた本がたくさんある。
● 地味な装丁や題名で子どもたちが自ら手を伸ばすことが少ない。
● 昨年『床下の小人たち』が映画化され、子どもたちが読んでいたので、他のも読んで欲しいと思った。
普段借りられる三冊にプラスして一冊の岩波少年文庫を貸出をしました。読んでみて取り替えに来る子どももいましたが、それぞれ二週間ぐらいで読んで書いてきました。
書名 |
著者名 |
青矢号 おもちゃの夜行列車 |
ジャンニ・ロダーリ |
すえっ子のルーファス |
エレナー・エスティス |
三国志 中 |
羅/貫中 |
雨の動物園 私の博物誌 |
舟崎/克彦 |
モモ |
ミヒャエル・エンデ |
床下の小人たち |
メアリー・ノートン |
ドリトル先生のキャラバン |
ヒュー・ロフティング |
走れメロス 富岳百景 |
太宰治 |
天国を出ていく |
ファージョン |
オタバリの少年探偵たち |
セシル・デイ=ルイス |
やかまし村の子どもたち |
アストリッド・リンドグレーン |
古事記物語 |
福永武彦 |
八月の暑さのなかで ホラー短編集 |
金原 瑞人 編 |
バンビ 森の、ある一生の物語 |
フェーリクス・ザルテン |
三国志 上 |
羅/貫中 |
最後のひと葉 |
オー・ヘンリー |
クオレ 上、下 |
アーミチス |
アラビアン・ナイト 上 |
ディクソン |
シャーロック・ホウムズまだらのひも |
コナン・ドイル |
トム・ソーヤーの冒険 下 |
マーク・トウェイン |
イソップのお話 |
イソップ |
エリコの丘から |
E.L.カニグズバーグ |
ネギをうえた人 朝鮮民話選 |
金/素雲 |
アーベルチェの冒険 |
アニー・M.G.シュミット |
クジラがクジラになったわけ |
テッド・ヒューズ |
天国を出ていく |
ファージョン |
公園のメアリー・ポピンズ |
P.L.トラヴァース |
あらしのあと |
ドラ・ド・ヨング |
火の鳥と魔法のじゅうたん |
E.ネズビット |
おもしろ荘の子どもたち |
リンドグレーン |
雪女夏の日の夢 |
ラフカディオ・ハーン |
やかまし村の春・夏・秋・冬 |
アストリッド・リンドグレーン |
お姫さまとゴブリンの物語 |
マクドナルド |
バレエものがたり |
アデル・ジェラス |
野に出た小人たち |
メアリー・ノートン |
白いオオカミ ベヒシュタイン童話集 |
ベヒシュタイン |
ぼくらはわんぱく五人組 |
カレル・ポラーチェク |
東京学芸大学附属世田谷小学校 吉岡裕子
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