授業と学校図書館

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2014/07/15

佐藤先生の実践に憧れて ―札幌市立中学校訪問記その2― 

Tweet ThisSend to Facebook | by 中山(主担)

工学院大学附属中学校・高等学校 司書教諭 有山裕美子

 

1.はじめに

 

 山本さんから、バトンを受けて訪問記(補足版)を書かせていただきます。もともと、佐藤先生の実践を知ったのは、図書館総合展での発表。兼任の司書教諭でありながら、授業との連携はもちろん、図書館の使いやすさの工夫、選書、そして図書局の活動など、様々な実践をされていて、とにかくびっくりしたことを良く覚えています。忙しくても時間は作る!その時から、佐藤先生の実践を是非生で見たいとずっと思い続けてきたのですが、ついにここに来てようやく実現しました。

 私自身、専任の司書教諭でありながら、つい忙しいと言い訳して、仕事を先延ばしにしがちです。佐藤先生が時間を有効に使いながら、図書館に関わられている様子は、憧れであり、圧巻です。また、公立学校の教員は、私学と違って、異動が前提です。限られた時間の中で、目の前の生徒たちのために何が出来るか。佐藤先生の学校図書館に対する姿勢は、とても学ぶことが多いです。私が感じたその思いを少しでも皆さんにお伝えできればと思います。

 それでは、山本さんにならって、2つの中学校を見学させていただいた感想を、順番にご報告したいと思います。

2.札幌市立発寒中学校図書館

(1)掲示物

まずは、「ぶくぞうくん」! 直接見るとなおさら感じる、このインパクトと存在感。図書館を知ってもらうためには、こういうキャラクターは大事です。

そして、図書局の生徒たちの掲示物。どれも力作で目を惹きます。その掲示物が、図書館をとても明るく、そして親しみやすく演出しています。カウンターにはお手製のモビール。何とも温かく素敵なお出迎えです。

この発寒中の生徒作成の掲示物の特徴は、立体的なものが多いことです。ご紹介したい作品はたくさんあるのですが、その中からひとつ。たとえば、くどうなおこさんの『のはらうた』を紹介する掲示物があります。(写真)この作品、てんとうむしと、のはらうたの文字が立体になっていることが、おわかりいただけるでしょうか。こんな素敵な掲示物が、所狭しと図書館に飾られ、そのうえ、司書室にも出番を待っている作品が、たくさんありました。この力のいれ具合を見ただけで、図書局の生徒たちが図書館をいかに愛しているか、伝わってくるようです。

山本さんの「12作品頂いて帰りたいほど」は、まさしくその通り!佐藤先生、今からでも、頂けないでしょうか?


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