「全国高等学校ビブリオバトル2014関東•甲信越大会」の出場者を決定するために
本校図書館で校内予選を行いました。
最初に国語科の教員からビブリオバトルの説明を行います。
ビブリオバトル公式ルール
1.発表参加者がおもしろいと思った本を持ってくる。
2.順番に1人5分間で本を紹介する。
3.発表の後に、参加者全員で発表に関するディスカッションを2~3分行う。
4.すべての発表が終了したあとに「どの本が一番読みたくなったか?」
を基準とした投票を参加者1票で行い、最多票を集めたものを「チャンプ本」とする。
当日は飛び入り参加もある熱戦が繰り広げられました。
生徒が選んだ本は以下の本です。
1.『ある数学者の生涯と弁明』G.H.ハーディ、C.P.スノー著 1967 丸善出版
2.『少年陰陽師 第9巻』結城光流 2004 角川書店(角川ルビー文庫)
3.『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイス著 1966 早川書房
4.『ぼくは勉強ができない』山田詠美 1966 新潮社
5.『オズの虹の国』ライマン・フランク・ボーム 1904 早川書房
ところが、チャンプ本を決める際に1位が同数で二人でてしましました。
そこで二人の同意を得て『再戦』とあいなりました。
一ヶ月後の再選の様子です。
「中学の時に読んだ本を再読してみると、高校生なった今は
もっと深い読みができるようになりました。」
いよいよ投票の時間です。皆で思案中です。
再戦で生徒が選んだ本です。
1.『妖怪アパートの幽雅な日常』香月日輪 2003 講談社
2.『食堂かたつむり』 小川糸 2008 ポプラ社
3.『法螺吹き友の会』G.K.チェスタトン 2012 論創社
4.『虐殺器官』伊藤計劃 2012 河出書房新社
5.『四国はどこまで入れ換え可能か』佐藤雅彦 2005 新潮社
ところが、今回もチャンプ本が
『四国はどこまで入れ換え可能か』『虐殺器官』
と同点になってしまいました。
残念ですがタイムリミットで、ジャンケンでの決着となりました。
特別に指定した訳ではありませんが、生徒が自由に選んだ本が
図書館にあるものがほとんどだったので、司書としても大変うれしく思いました。
ジャンルも多様で生徒の本への気持ちも理解でき、楽しい時間となりました。
近いうちにまた図書館での開催を予定しています。
皆さんの参加をお待ちしています。
(東京学芸大学附属高等学校図書館司書 岡田和美)
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