今月の学校図書館


2019/05/09

東京学芸大学附属竹早小中学校

Tweet ThisSend to Facebook | by 岡島(主担)

  本校は2000年に新校舎が建設され、小中一体型の校舎となりました。それに伴い、小学生、中学生が共に利用する小中共用の図書室ができました。しかし、本校児童、教職員ともに、ここを図書室とは呼ばすに「メディアセンター」と呼んでいます。建設当初、図書室に隣接している小中のパソコンルームと図書室を含めてメディアセンターという名称が付いていました。それがそのまま図書室の名称となったのです。

 しかし、メディアセンターはとても広々として気持ちの良い場所だったのですが、子どもたちは自由に利用することができませんでした。当時は図書館司書が不在で、本も場所も管理できる者がいなかったためです。そこで、子どもたちのためのせっかくの場所をどうにかして活用しようと考え、保護者にボランティアを頼むこととなりました。それを機に、休み時間に子どもたちはメディアセンターを利用することができるようになったのです。
   今では、図書館司書が常駐するようになりました。本校は、小中双方の蔵書管理や子どもの読書指導、さらには教員への授業支援に当たるために、図書館司書の業務は多忙を極めます。学期ごとに募っている図書ボランティアの方々が、返却本の配架、室内装飾などを担ってくださっているおかげで、図書館司書は子どもたちに読み聞かせをしたり読書相談に応じたりすることができています。

 図書ボランティアは、一日に3~4人の方が活動してくださっています。また、おはなし会係の方々は、学期に一度、その学年の子どもたちに会った本や紙芝居を数冊選び、時にはブラックライトパネルなどを使って読み聞かせをしてくださっています。

保護者の方々の協力は、本校の図書室運営の大きな力となっています。

(東京学芸大学附属竹早小学校 司書教諭 宮嵜佐智子)


   後半は、10年目を迎えた学校司書がメディアセンターの取り組みを紹介します。 


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