数学で辞書?
2012-12-15 20:07 | by 井谷(主担) |
3年の数学の先生がやってきて、
「版も全く同じ辞書ってありませんか?」
と聞いてきました。
「新明解の第6版なら、5冊ありますよ。」
と答えると、とうていそれでは足りない様子。
いったい何に使うのか聞いてみると・・・
統計の学習で、1ページ中の見出し語数を数え、それをページ数でかけて、
実際の総見出し語数にどのように近づいていくか調べるため、
最低でも2人に1冊、できれば1人1冊ほしいとのこと。
本校図書館では基本的に、多様な資料を提供するため、
ことわざ事典や歳時記も、違った種類を何セットかずつそろえています。
困っていると、以前小学校でも教えていたという先生が、
「小学校に聞いてみたら?」と助言してくださいました。
急いで、隣の附属小学校図書館に電話を入れてみると、
「1クラス分40冊プラス先生分1冊ありますよ。」
とのこと。
すぐに先生がご自分で取りに行ってくださいました。
翌日、先生の机をのぞいてみると
片手で辞書を開き、カウンターで数えては電卓で楽しそうに計算をしている姿が見られました。
本当に楽しそうだったので、なんだか私も良いことをした気になりました。
(東京学芸大学附属小金井中学校 井谷 由紀)
後日、事例の方に指導案とともにアップする予定です。