少し先の授業相談
2012-06-14 09:08 | by 村上 |
2年生の社会科の先生が図書館に見えました。週に2回しかいらっしゃらない講師の先生です。「日本地理の学習が終わったあたりに、班ごとに調べる課題をさせたいのですが・・・」とのことでした。
図書館は、8つのテーブルがあるので、1班5人のグループが8つできます。具体的にどんな活動をさせたいのかを、先生にお聞きしました。
↑ ユニークな地理の本!『都道府県の持ちかた』 バカリズム著
ポプラ社 2010
活動の時期は11月末から12月あたり。先生のイメージしていたのは、県の地図を描き、そこに調べた県の特色を書き込むものです。作品はグループではなく、1人が1県を担当させたいとのこと。そこで地方別に8グループに分けて、その地方の本や県に関する本を集めてそれぞれの班に手渡し、授業時間中にすべての作業をさせることにしました。
このデータベースには、ちょうど附属竹早中学校の荒井先生が、国際子ども図書館との共同プロジェクトとして行った事例が掲載されていて、そこには役立つブックリストがあります。
まだまだ授業は先なので、2学期初めまでに本を集め、先生に見てもらうことにしました。北海道地方も5つの区域にわけて、それぞれが調べる予定です。そこで、これから各地方の出版社や新聞社などで出された資料についてどんなものがあるかを調べようと思っています。まだまだレファレンスの途中ですが、この課題学習が成功するためにも、アンテナを立てて、使える資料を収集したいと思っているところです。今年の本校の課題は、社会科資料の充実!です。余裕があるレファレンスは司書にとってもありがたいです。
東京学芸大学附属世田谷中学校 村上恭子