翻訳されている日本の古典
2013-12-19 16:13 | by 渡辺(主担) |
本校では、さまざまな国の帰国子女が在籍していますが、彼らがとても難しい学習の
一つに日本の「古典」があります。
ある先生から、「中島敦の『山月記』は、とても難しいみたいで、どうして人間がトラに
なるのか、ちんぷんかんぷんのようで・・・・」という話を聞きました。
そこで、各学年の古典の教科書に掲載さ
れている作品から、英語に翻訳されている
本を調べて購入することにしました。
英語で読んでから原文の古典を読めば、ゼロから古典を読むよりも、助けになるかもしれません。
すると、有名な古典作品も英語で訳され
るとタイトルがなんとも面白い!!
一つに日本の「古典」があります。
ある先生から、「中島敦の『山月記』は、とても難しいみたいで、どうして人間がトラに
なるのか、ちんぷんかんぷんのようで・・・・」という話を聞きました。
そこで、各学年の古典の教科書に掲載さ
れている作品から、英語に翻訳されている
本を調べて購入することにしました。
英語で読んでから原文の古典を読めば、ゼロから古典を読むよりも、助けになるかもしれません。
すると、有名な古典作品も英語で訳され
るとタイトルがなんとも面白い!!
”The Pillow Book"
と訳された古典は、『枕草子』です。
英語の先生は、「”Pillow”ってもちろん枕のことだけれど、なんともストレートすぎる訳だわね!」と大笑い。
このほかにも、「源氏物語」「平家物語」はもちろん、「竹取物語」「徒然草」「方丈記「土佐日記」「万葉集」・・・・など、手に入る古典の英訳をそろえ、コーナーをつくりました。
これで、古典を敬遠していた帰国子女の生徒たちにも、少しは興味を持ってもらえるかもしれません。
(東京学芸大学附属国際中等教育学校:渡辺 有理子)