新!!附属高等学校図書館構想

2015-02-02 15:29 | by 岡田(主担) |

図書委員が「司書さん、新しい図書館を作りたいです」とカウンターまできてくれました。どういう事かといいますと「総合学習で高校の新しい図書館の設計をしたい」とのことでした。もちろん大賛成です。さあ、どんな新図書館がお目見えしますでしょうか。
先ず生徒が構想する図書館のイメージを聞きました。
「明るい図書館がいいです」「カフェみたいなお茶が飲めて本が読める」


そこで、二人で話し合った結果
コンセプト
「居心地がいい」+「附属高等学校だからこそ必要なもの」
キーワード
「明るさ」「空間のバランス」「本校の学習スタイル」

司書からの要望は
1.授業で活用する図書館(80席は確保が必要)
2.グループ討論できる部屋がほしい
3.敷地は同じ面積になる可能性が大きい
4.活用しやすい動線の確保
5.書庫のない図書館は機能が果たせない
6.安全性のため書棚は低く、でも本はたくさんある
などたくさんのわがままをきいてもらいました。

生徒が苦労した点
1.敷地面積を同じにしてほしいとの司書さんからの要望で
 何度も館内をスケールではかり直しました。
2.思いのほか建築模型の作製、要望を取り入れるのが大変でした。

図書委員と「良い図書館とは何か」を話合えたのは司書として
大変うれしく、同時に勉強になりました。

内部もこんなに細かく作り込んでいます。
他の生徒からも精密な作りにしきりに感嘆の声があがった図書館展示となりました。

    
               (東京学芸大学附属高等学校 司書 岡田和美)

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