りんごの本 ―ブックリストを活用して

2017-09-11 23:31 | by 小野寺(主担) |

今月のテーマ展示は “りんごの本” 。
    
 スーパーマーケットや八百屋さんで一年中見かけるりんご。
 私たちの学校では、お弁当の日にデザートとしてよく出ます。 
 子どもたちにも身近なくだものです。
 では、旬はいつか?
 それは、案外知らない子が多いようです。 
 
 これから収穫の時期を迎えるりんごにスポットを当てて、
 テーマ展示を組み立ててみました。

 並べる本は・・・。

夏の研修で学んだことをさっそく活用して、展示する本を選んでみました。

7月に行われた「学校司書のための研修」の一講座「子どもの本を評価する」のなかでご紹介いただいた
各種ブックリストのうち、今回はこの2冊を使いました。
                                                  
 『絵本の庭へ(児童図書館基本蔵書目録1)   『物語の森へ』児童図書館基本蔵書目録2)
  東京子ども図書館編・刊/2012年            東京子ども図書館編・刊/2017年
 

件名索引を引いてみると、りんごの本は
『絵本の庭へ』では7点、『物語の森へ』では11点。
「果実」の項目には、いろいろなくだものが件名として挙げられていますが、
「リンゴ」は圧倒的に掲載点数が多くありました。

そのほかに、知識の本や「金の不死鳥」(カナダの昔話)や「リンゴ娘ニーナ」(イタリアの昔話)が掲載されている
昔話集なども加えて、本を並べました。

そこに、添えたのが「ほん・本・ごほん3」(東京都読書活動推進資料2010)の「りんご」のページ。
  
 この小冊子は、都立多摩図書館が作成しているもので、小学生が楽しめる本をテーマ別に紹介しています。
 7月下旬、司書部会で都立多摩図書館へ見学に行ってきました。
 このブックリストのほかにも、学校での読書活動を支援するために作成しているさまざまなツールをご紹介いただきました。東京都内の学校には配布されていますが、インターネットでもPDFファイル等で公開しているものもあり、多くの方に活用してもらえたらとのお話でした。

●東京都立図書館-学校支援サービス
http://www.library.metro.tokyo.jp/reference/tama_library/tabid/4177/Default.aspx


今回の展示ポスターやりんご型のポップは、現在、大学の卒業研究のために、観察・調査としていらしている学生さんに作っていただきました。
(東京学芸大学附属大泉小学校 司書 小野寺愛美)

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