科学の本で「みかんのじまん」2年生
2012-02-11 11:24 | by 井谷(主担) |
冬はやっぱり「みかん」でしょ。
そこで、みかんの本を二冊。
『みかんのひみつ』 (しぜんにタッチシリーズ) 鈴木伸一 監修 岩間史郎 写真 ひさかたチャイルド
この頃の写真絵本はほんとにきれいですが、これも表紙に全面アップで「ミカン」。
見事なつや、オレンジ色で手触りもわかるようですが、題はないしょ。
表紙も見せないで、2~3ページから「これ、な~んだ?」と、見せます。
皮をむいて・・・ばらばらにして・・・ふくろの中身、これもばらばらにしたら・・・
と、しかけ絵本のようにページをめくる楽しさ。
みかんの実が大きくなって様子も、白いすじの役割もよくわかります。
光かがやくたくさんのみかんに、みんなもみかんが食べたくなったようでした。
そして、かがくのとも『みかん』 中島睦子 作 こうやすすむ 監修 福音館
へたのうらのすじの役割の説明から
皮をむかずにふくろのかずをあてる手品、
汁を使ったあぶりだし。
皮を使ってハンドバッグやランプ、それからみかん風呂。
(最近出版された『あたらしいみかんのむきかた』 小学館も紹介すると楽しい。)
ナイフや火を使うところは、子どもだけでやらないようによく注意しなくてはならないが、
みかんを使ってのいろいろなあそびが紹介されている。
読み終わってから、班に一つずつ
「ふくろがいくつあるか、あててみよう」とみかんを配った。
正解は?と、包丁で輪切りにしてみる。
「あたった」「あたった」という声と、「わあ、きれい!」という声があがる。
この輪切りの断面を色鉛筆で画用紙に写生し、まわりを切り取って、
みかんの自慢話も吹き出しに書いて、黒い画用紙に貼って掲示しました。
「一つ一つのふくろの中においしいジュースがいっぱいだよ。たくさん食べてね」
「あぶり出しもできるんだよ、すごいでしょ」などなど・・・
壁面においしそうなみかんがいっぱいです。
(東京学芸大学附属小金井小学校司書 酒井 由美子)