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理論と実践を結び,教育の未来を創造する 東京学芸大学 梶井研究室(教授・学習心理学,学校心理学)

お問い合わせは E-mail: ykajii@u-gakugei.ac.jp

〒184-8501 東京都小金井市貫井北町4-1-1



学部生の研究Undergraduate Research

理論と実践の融合

 研究室では,教育心理学の理論と実践を結びつけ,教育現場の課題に取り組みます。学生の興味と経験を活かし,実践的な研究を通じて,未来の教育者を育成します。


研究アプローチ:現場に根ざした実践的研究

1.理論と実践の融合
 教育心理学の知見を基に,現場の課題解決を目指します。理論を実践に活かす研究を重視しています。

2.学生の興味を反映
 卒業研究では,学生の関心や教育実習での経験を活かします。現場の実態に即した研究テーマを設定します。

3.実践の場との連携
 都内公立小学校や附属小学校と連携し,リアルな教育現場での研究を可能にします。


過去の研究テーマ例

例1.文章構成の理解促進
 児童の文章構成理解を深める学習教材の効果を検証しました。論理的思考力の向上に貢献しています。

例2.算数における教科書活用
 小学校算数での教科書の書き込みと説明活動の関連性を探りました。数学的思考の発達を促進します。

例3.ソーシャルスキルトレーニング
 対人関係の向上や自己表現力の育成に関する研究を行いました。児童の社会性発達を支援します。


研究室ゼミの特徴

 週1回のゼミでは,学生が研究進捗を報告し,互いにフィードバックを行います。教員からの具体的なアドバイスも提供されます。
 ゼミを通じて,研究スキルだけでなく,プレゼンテーション能力や批判的思考力も養います。


研究を通じた成長

1.実践的スキルの獲得
 研究を通じて,教育現場で直接活用できるスキルを身につけます。データ分析や指導法の開発能力が向上します。

2.教育者としての視点形成
 研究過程で,教育者としての視点や問題解決能力が培われます。児童の学びを深く理解できるようになります。

3.キャリア形成への貢献
 卒業研究での経験は,将来の教職キャリアの基盤となります。教育実践力と研究力を兼ね備えた人材に成長できます。

未来の教育者へのメッセージ

 教育の未来を共に築きましょう。あなたの情熱と創造性が,次世代の学びを変革します。
 教育に熱意を持ち,実践的な研究に取り組む学生を歓迎します。共に学び,成長し,教育の新たな可能性を探究しましょう。

学部生によるこれまでの卒業研究題目(2025年3月現在)

・チャット機能を用いた学習記録方法が小学生の論理的思考を伴う探究学習に与える影響の研究
・小学校道徳科授業におけるICTの共同編集機能の活用が児童の意見形成に与える影響の検証
・内容への興味と理解を促す音読練習用教材が小学生の音読意欲と自信に与える影響
・ChatGPTを活用した児童の読書感想文作成支援に関する一事例研究
・児童の文章構成の理解を促す学習教材の有効性についての検討
・小学校算数科「比を求める計算」での教科書への書き込み意図が書き込み及び説明活動に及ぼす影響についての検討
・感染症予防を踏まえた児童の共食意識を育む給食指導法の一提案
・特別活動における集団ソーシャルスキルトレーニングが児童の友達との関係についての意識に及ぼす影響に関する研究
・小学校特別活動におけるアサーショントレーニング実践を通した対人場面への課題意識の変容
・音読の能力向上を目的としたICTを活用した家庭学習としての音読とそれに対する音読指導についての検討
・小学校第6学年の体育科「ソフトバレーボール」の授業における効力期待を高める働きかけが児童の自己評価や課題設定の変容に及ぼす影響について
・児童の道徳性を養うことを目的とした自己内対話に着目した指導のあり方についての検討
・小学校における「特別の教科 道徳」の学習評価に取り組む際の課題とニーズについての調査研究
・小学校算数の説明活動を伴わせた学習支援による理解の深まりと学習方略への影響について
・児童の情動・学習行動のセルフモニタリングが学習の取り組みに及ぼす影響
・小学校道徳科の授業における自己の生き方についての考えを深める「学習シートの枠組み」の提案
・附属大泉小学校第4学年の「探究科」におけるルーブリックを用いた自己評価活動への取り組ませ方に関する一考察
・説明的文章教材における児童の図表現活動及び文章表現活動がまとめの文章表現活動に及ぼす影響
・ALACTモデルを用いた問題解決型授業観察による教育実習の効果
・東京学芸大学附属大泉小学校の「探究科」における単元末課題とそのルーブリックの検討
・校長講話における非言語及び言語行動の扱い方が児童の講話内容の理解に及ぼす影響についての検討
・授業における教師のリヴォイシングの活用−授業内容と教師の指導観に着目して−
・東京学芸大学附属大泉小学校における探究学習で育む資質・能力についての検討
・看図説話を用いた話し合い活動における幼児・児童の参加構造の違いについて
・大学生の運動好きに至る過程についての研究
・目標設定と作文による振り返りが児童の目標設定能力と目標を踏まえた活動に及ぼす影響
・豊かな人間性を育てる集団宿泊的行事の在り方についての研究:質問紙ならびに観察法の結果に基づいて
・小学校での国際理解教育における指導・評価項目の検討:項目精選と児童の能力の変容から
・小学校理科における天文領域の指導法に関する研究:授業者の概念理解および授業づくり過程に着目して
・児童の話すこと・聞くことの授業観の発達的変容:話す・聞く能力および教師の授業観との関連から
・教師のルーブリック作成が学習指導実践に及ぼす影響についての研究
・「書くこと」に関する全国学力・学習状況調査結果をどのように指導に役立てるか?:教師の指導案作成過程に着目して
・社会的な資質を育む特別活動の在り方に関する研究:異学年交流における高学年の活動に着目して


information

東京学芸大学 梶井研究室
(教授・学習心理学,学校心理学)

〒184-8501
東京都小金井市貫井北町4-1-1
TEL: 042-329-7360
FAX: 042-329-7360
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ykajii@u-gakugei.ac.jp
研究室は,キャンパスマップ(下記の「アクセス access」をクリック)の赤丸9で示されている総合教育・人文社会1号館3階です。