2年生の修学旅行では、埼玉県の秩父・長瀞地方をフィールドに、様々な地質や岩石を観察して、その結果を考察することを通して私たちの生活の場である地球への理解を深めていきます。
秩父・長瀞地方は、ダイナミックな地層や地形が観察できたり、珍しい岩石や豊富な化石を採集できたりするなど、「地質学の宝庫」、「地質学発祥の地」と呼ばれる地域です。この修学旅行では、この豊富な教材を一つ一つ観察しながら、秩父・長瀞の生い立ちを探っていきます。一見、どの観察地も関係なさそうに見えるのですが、それらには必ず「つながり」があり、その「つながり」をたどっていくと、秩父・長瀞の生い立ちが見えてきます。ただし、そのつながりを発見するには、何も語らない「自然」からのメッセージを自分で読み取る必要があり、それには、事前の学習が欠かせません。そこで、1年生の冬から半年をかけて、様々な事前学習を積み上げていきます。
修学旅行から帰ってくると、足元に転がる「石ころ」と対話できる自分に気付くことでしょう。
化石採集
地層の観察
長瀞のライン下り
岩石標本